食べログに掲載してるけど、思ったほどお客さんが増えないと悩んでいませんか?確かに、月間1億人以上が利用する食べログは強力な集客ツールですが、実は登録するだけで自然と集客できるほど甘くはないのです。
この記事では、食べログのメリット・デメリットから、集客を最大化するコツ、他の無料ツールとの併用術までをわかりやすく紹介します。
「なんとなく掲載してる状態」から一歩抜け出したい方は、ぜひ読み進めてみてください。
食べログで集客する3つのメリット
食べログに掲載している飲食店の経営者の方は、「食べログって本当に集客につながるの?」と一度は思ったことがあるかもしれません。確かに掲載店舗も多く、競合も多い中で自分のお店が埋もれてしまう不安もあるでしょう。
しかし、実は食べログをうまく活用すれば、お店を知ってもらい、来店につなげることも可能です。食べログを使うことで得られる代表的な3つのメリットは以下のとおり。
- 圧倒的なユーザー数でお店の認知度が広がる
- 口コミや評価が信頼につながる
- 便利なネット予約ができる
それぞれみていきましょう。
圧倒的なユーザー数でお店の認知度が広がる
食べログは月間約1億人が利用する、日本最大級のグルメサイトです。多くの人が「〇〇駅 ランチ」「△△ カフェ」などで検索する際、まず最初に食べログにたどり着きます。
つまり、あなたのお店を知らない人にも情報を届けられるチャンスがあるということ。特に無料プランでも基本情報は掲載されるため、露出を増やすだけならコストをかけずに始められるのも魅力です。
口コミや評価が信頼につながる
お客様が新しいお店を選ぶとき、口コミの存在はとても大きな影響を持っています。食べログでは、実際に来店した人のリアルな感想を見ることができるため、良い評価や口コミが並ぶことで自然と信頼感が生まれます。
また、コメントに対してお礼の返信をしているお店は「感じが良い」「ちゃんとしてる」という印象を持たれやすく、初来店のハードルを下げる効果もあります。口コミはただ付けられるものではなく、お店の魅力を伝える一部のツールとして活用する姿勢でいるとよいでしょう。
便利なネット予約ができる
最近は「ネットで予約できないなら他を探す」というお客様も増えてきました。そんな中、食べログの有料プランではネット予約機能を使うことができ、24時間いつでも受け付け可能です。
忙しくて電話に出られない時間帯でも予約を逃すことなく対応できるため、機会損失を防げます。さらに、予約数の分析もできるので、「どの曜日に人が入りやすいか」「どんなキャンペーンが効果的か」といった判断材料にもなります。
食べログで集客する3つのデメリット
食べログは飲食店にとって強力な集客ツールですが、すべてがメリットだけとは限りません。実際に使ってみると、「思っていたより費用がかかる」「うまく活用できていない」といった声もよく聞かれます。
食べログを導入・運用する際に知っておきたい3つのデメリットは以下のとおりです。
- 有料プランの費用が高い
- 口コミを削除できない
- 掲載順位がプランや評価に左右される
順にみていきましょう。
有料プランの費用が高い
「集客したいけど、月に何万円もかける余裕はない」と感じている個人経営の方は多いのではないでしょうか。食べログには無料プランもありますが、本格的に集客効果を期待するなら、有料プランの利用が現実的です。
しかし、プランによっては月額数万円〜10万円程度のコストがかかることもあり、費用対効果が見合わないと感じることも。特に、オープンしたばかりの店舗や小規模な飲食店にとっては、なかなか踏み出しにくいハードルになるかもしれません。
口コミを削除できない
食べログでは、お客様からの口コミが公開される仕組みですが、お店側の判断で自由に削除することはできません。中には、事実と異なる内容や、過度にネガティブな投稿も含まれることがあります。
もちろん、明らかな誹謗中傷やガイドライン違反の内容は申請すれば削除の可能性はありますが、判断は運営側に委ねられます。そのため、一部の口コミに「納得いかないけどどうしようもない」という状況に悩まされることもあるのが現実です。
掲載順位がプランや評価に左右される
検索しても、自店がなかなか出てこないということは、無料プランの店舗によくある悩みです。食べログの掲載順位は、有料プランの契約状況や口コミの評価スコア、写真の充実度など複数の要素によって決まるため、何もしないと検索上で埋もれてしまう可能性があります。
特に、競合店が多いエリアでは、有料プランの店舗が優先的に上位表示される傾向があるため、無料プランだけでは集客に限界を感じることも。上位に表示されるには、ページ内容の最適化や口コミ管理など、地道な取り組みも必要です。
食べログで集客するための4つのプラン
有料プランがあるのは知ってるけど、結局どれを選べばいいの?と迷っている方に、食べログが提供する4つの有料プランの特徴と違いを、簡単に説明します。
プラン | ライト | ベーシック | プレミアム5 | プレミアム10 |
---|---|---|---|---|
月額固定費 | 10,000円 | 25,000円 | 50,000円 | 100,000円 |
表現力アップ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アクセスアップ | 〇 | 〇 | 〇 | |
近隣店ページバナー | 〇 | 〇 | 〇 | |
トップページバナー | 〇 | 〇 | ||
ゴールデンタイム強化 | 〇ゴールデンタイムから7枠/週 | 〇ゴールデンタイムから14枠/週 | ||
サポートサービス | 〇 | 〇 |
食べログの有料プランは費用だけでなく、掲載順位や機能の違いもあるため、自分のお店の規模や目的に合わせて選びましょう。
ライトプラン
ライトプランは、食べログの中で最も手軽に始められる有料プランです。月額費用が比較的安く、ネット予約機能やアクセス解析といった基本的な集客機能を利用できます。
ただし、写真の掲載枚数が限られていたり、掲載上位に表示されにくかったりと、機能面ではやや制限があります。「まずは有料プランを試してみたい」「できるだけ費用を抑えたい」という方には、最初の一歩としておすすめです。
ベーシックプラン
ベーシックプランは、ライトプランよりも集客力を強化したい方向けの中間プランです。写真・メニューの登録数が増え、クーポン掲載やレビュー分析なども利用可能になります。
また、ライトプランよりも表示順位が上がりやすくなり、検索結果で見つけてもらいやすくなります。「競合が多いエリアで、少しでも目立ちたい」という方にとっては、バランスの取れた選択肢です。
プレミアム5プラン
プレミアム5プランは、本格的に集客に力を入れたい店舗向けの上位プランです。食べログ内の広告枠に掲載されることで、より多くのユーザーにアプローチできます。また、専用の店舗ページデザインが可能になるため、ブランディングにも効果的です。
表示順位もさらに優遇されるため、アクセス数の増加が見込めます。広告予算をある程度確保できる中〜大型店舗、もしくは競合が強い地域で差をつけたい店舗におすすめです。
プレミアム10プラン
プレミアム10プランは、食べログでの露出を最大限に高めたい店舗のための最上位プランです。エリア内でもっとも優遇された掲載順位を狙えるほか、広告表示の頻度もトップクラス。ネット予約導線やページ構成も最適化されており、集客力を最大限に活かす設計になっています。
費用は最も高くなりますが、高単価メニューを扱う店舗や、集客における勝負時を迎えている店舗にとっては、投資効果を見込める選択肢です。
食べログで集客を最大化する3つのコツ
「食べログに掲載してるけど、思ったより反応がない」というお悩みを抱えている方も少なくありません。食べログは登録するだけで集客できる魔法のツールではなく、日々のちょっとした工夫や改善が成果に大きく関わってきます。
すぐに取り組める3つのポイントはこちらです。
- 写真と店舗情報を丁寧に整える
- 口コミには必ず返信する
- ネット予約機能を活用する
それぞれ説明していきます。
写真と店舗情報を丁寧に整える
食べログを見てお店を選ぶ人の多くは、まず写真と基本情報で判断しています。料理の写真が暗かったり、メニューが古いままだと、それだけで候補から外されてしまうことも。
まずは、清潔感があり美味しそうに見える料理写真を数枚アップしましょう。特別な機材は不要で、スマホでも自然光で撮影すれば十分見栄えがします。
また、営業時間・定休日・アクセス方法・メニュー内容など、基本情報は常に最新に保つこと。「来店してみたら閉まっていた」というミスマッチを防ぐことが、信頼につながります。
口コミには必ず返信する
口コミはお客様の生の声であり、それにどう向き合うかでお店の印象が大きく変わります。
良いレビューにはお礼を伝えることで感謝の気持ちが伝わりますし、少し厳しい意見にも誠実に対応することで「このお店はちゃんと向き合ってくれる」と感じてもらえます。
返信の内容は難しく考えなくて大丈夫。丁寧な言葉で、「読んでいます」「ありがとうございます」と伝えるだけでも、来店を迷っている新規客にとっての安心材料になります。
ネット予約機能を効果的に活用する
最近は「ネット予約ができないお店は選ばない」というユーザーも増えています。食べログの有料プランにはネット予約機能がついており、24時間いつでも受付が可能。
電話に出られない時間帯でも予約を逃すことがなく、顧客にとってもお店にとっても便利な仕組みです。さらに、予約件数や利用傾向のデータが蓄積されていくため、混雑する曜日や時間帯の把握、売上予測などにも役立ちます。
導入して終わりではなく、日々の運用や分析に活かすことで、より安定した集客につながります。
食べログ以外の集客手法3選
「食べログだけに頼っていて大丈夫なのかな」と感じている飲食店オーナーの方も増えてきています。実際、集客のチャンスを広げていくためには複数の手段を組み合わせて活用することが重要です。
コストを抑えながらも導入しやすく、成果につながりやすい集客手法は次の3つです。
- Googleビジネスプロフィール(MEO対策)の強化
- Instagramでの情報発信
- LINE公式アカウントでリピーター獲得
上記の集客手法は、食べログと一緒に活用するとよいでしょう。
Googleビジネスプロフィール(MEO対策)の強化
Googleマップや検索でお店を探す人が増えている今、Googleビジネスプロフィールは飲食店にとって欠かせない存在です。
無料で使えるこのサービスにお店の情報を登録しておくだけで、地図検索や「地域名+業種」のキーワード検索で上位に表示される可能性が高くなります。
住所・営業時間・写真・口コミなどを管理できるので、「検索した瞬間に選ばれる店」としてアピールすることが可能です。食べログと並行して使えば、認知の間口を大きく広げられるでしょう。
ただし、キャンペーン(特典)を付与して口コミを募るのはGoogleの規約に抵触するので注意してください。
Instagramでの情報発信
「最近のお客さん、まずインスタでお店を探してる気がする」と感じていませんか?Instagramは効果的な集客ツールです。料理写真や店内の雰囲気、スタッフの様子などを日々投稿することで、お店の世界観を伝えることができます。
投稿に「#地域名+ジャンル」のようなハッシュタグをつければ、地元のお客さんの目にも届きやすくなりますし、「インスタで見て来ました」という声が増えてくることも珍しくありません。
特別なスキルがなくても始められるので、まずは週に1回の投稿から気軽に取り組んでみましょう。
LINE公式アカウントでリピーター獲得
集客で大切なのは、一度来てくれたお客様に、もう一度来てもらうこと。そのためにおすすめなのが、LINE公式アカウントです。
お友だち登録してくれた方に、キャンペーン情報や新メニュー、限定クーポンを直接届けることができるので、忘れられない店として継続的に関係を築くことができます。
また、ポイントカードや予約連携などの機能もあり、リピーターづくりに効果的です。導入も簡単で、少ない手間で運用できるのも魅力。お客様との距離を縮めるためのツールとして、ぜひ活用してみてください。
まとめ|食べログで集客力をアップしよう!
食べログは、使い方次第でお店の認知度や集客力を大きく高められるツールです。月間1億人以上が利用する中で、写真や口コミ、ネット予約といった機能をうまく活用すれば、コストを抑えながらも新規のお客様に十分に届きます。
ただし、費用や口コミ対応、掲載順位の仕組みなど、注意すべきポイントもあるため、メリットとデメリットをきちんと理解した上で導入することが大切です。さらに、GoogleビジネスプロフィールやInstagram、LINEなどを併用することで、より広く、より深くお客様とつながることができます。
大切なのは、あなたのお店にとって「本当に必要な集客導線」を見極めること。この記事が、その判断のヒントになれば幸いです。
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