【MEO対策】意味ないから不要って本当?効果が出ない5つの原因を考察

監修者

つるけん(鶴巻健太) つるけん(鶴巻健太) 新潟SEO情報局長

SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOディレクターとして活動中。

Googleビジネスプロフィールに登録したものの「思うように成果が出ない…」と感じていませんか?具体的にどう改善すればよいのか、そもそも効果があるのか、疑問に思うかもしれませんね。

今回はMEO対策におけるNG施策や効果が出ない原因を解説していきます。また、悪徳業者に騙されないためのポイントもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

キャンペーンを使ってGoogle口コミを集める手法もありますが、ガイドライン違反なので注意してください。

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目次

「MEO対策は不要」と言われる理由

MEO対策(Map Engine Optimization)とは、ユーザーがGoogleマップで検索した際に、自店舗の情報を上位に表示させる施策です。

「MEO対策は意味がない」「コンサルに頼んだけど、お金の無駄だった」といった意見も聞きますが、正しく行えば地元のお客様に見つけてもらいやすくなり、集客力が大幅に向上します。

もしも「よく分からないから放置している」「自己流で運用しているけど来客数は増えていない気がする」と思っている場合、やり方が間違っているせいで成果が出ていないのかもしれません。

原因はのちほど詳しく説明しますので、まずはMEO対策の重要性を理解しましょう。

集客においてMEO対策は欠かせない施策! 

特に飲食店や小売店など地元に密着したビジネスでは、MEO対策が欠かせません。理由は3つあります。

  • お客様は口コミで判断するから 
  • SEO対策より安価かつ成果が出やすいから
  • 力を入れている事業者が意外と少ないから

ひとつずつ見ていきましょう。

お客様は口コミで判断するから 

あなたも経験があるかと思いますが、Googleマップでお店を探しているとき、口コミは重要な判断材料ですよね。

「サービスが悪かった」「料理が不味かった」といったネガティブな口コミが多いと、他のお店を探すでしょう。また、口コミがまったくないお店も避けるでしょう。

一方で、ポジティブな口コミが多いと、「よさそうだ」「行ってみようかな」と思いますよね。よい口コミを集める、つまりMEO対策に取り組んでいると、見込み客を自店舗に呼び込めるのです。

SEO対策より安価かつ成果が出やすいから

SEO対策は大手企業も多額の費用をかけて取り組んでいるため、上位表示を狙うのは容易ではありません。専門家にサポートを依頼する場合、月に数十万円かかるケースもあり、中小企業や個人経営店にとっては大きな負担となります。

しかも、高額な費用を投じても思うような成果が得られないケースも珍しくありません。

一方、MEO対策の相場は月3万円から5万円で、SEO対策に比べて格段に安いです。また、MEO対策は地域を絞っているため競争相手が少なく、比較的短期間で成果を実感しやすいのが特徴です。

地元の顧客をターゲットにしたビジネスにとって、MEO対策は費用対効果の高い選択肢と言えます。

力を入れている事業者が意外と少ないから

地方の飲食店や小売店・美容院の集客方法は常連客や口コミがメインで、オンライン集客に取り組んでいないお店が少なくありません。

実際にライバル店を調べてみてください。Googleマップに情報が出てこない(=Googleビジネスプロフィールに登録していない)お店が多いことに気付くでしょう。

競合がまだ取り組んでいない今が、絶好のチャンスです。Googleマップ上で自店舗を目立たせて、地元での知名度を上げましょう。

絶対にやってはいけないMEO対策5選 

MEO対策は、業者に頼らず自力でも実施可能です。しかし、よく理解せずに進めてしまうと、逆効果になってしまうかもしれません。

以下に、絶対にしてはいけないMEO対策の手法をまとめました。

それぞれ解説するので、ぜひ確認してくださいね。

自作自演やサクラによる口コミ投稿

口コミの数を増やそうとして、店舗スタッフや経営者が口コミを投稿してはいけません。自作自演はGoogleビジネスプロフィールの公式ヘルプで「禁止および制限されているコンテンツ」に明記されています。

Google マップを利用して他のユーザーを欺く行為は、世界のあらゆる場所を探索するユーザーに有益な情報を提供するという Google の理念に反します。Google マップを使って他人、他のグループや組織のなりすましを行わないでください。

引用:禁止および制限されているコンテンツ – マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー ヘルプ

また、一度も来ていない人に口コミを書いてもらうのもNGです。Googleは口コミを書いた人の位置情報を把握しているため、すぐにバレてしまいます。

自作自演やサクラによる口コミが発覚すると、アカウント権限の一時停止やアカウントの停止となるので注意しましょう。

キャンペーンや特典で口コミを促す 

口コミを書いてもらうために報酬を用意すると、ペナルティ対象となります。

  • 口コミを書いてくれたら生ビール1杯無料
  • 口コミを書いてくれた方に割引クーポンをプレゼント
  • 評価を5つ星にしてくれたらお会計から10%割引

「他のお店がやっているから」と安易にマネしないようにしましょう。

ただし、ビジネス オーナーはクチコミの見返りに特典を提供するなどの行為をしてはいけません。

引用:Google ユーザーにクチコミを投稿してもらう – Google ビジネス プロフィール ヘルプ

なお、キャンペーンを使った方法のリスクはこちらの記事で詳しく解説しています。

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MEO目的のキーワードを含める 

MEO対策ではキーワード設定、つまり見込み客が検索するであろう単語やフレーズを選べるかどうかが重要です。しかし、検索でヒットして欲しいからと言って、店舗名(ビジネス名)にキーワードを盛り込んではいけません。

ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、ビジネス プロフィールが停止される場合があります。

引用:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン – Google ビジネス プロフィール ヘルプ

たとえば「○○コインランドリー」という店名に対して「○○コインランドリー24時間営業」と設定するのはガイドラインに違反となります。

具体的な用語を知りたい方はGoogle ビジネス プロフィール ヘルプをご確認ください。

評価に応じて遷移先を分ける

MEO対策ツールによっては評価に応じて口コミを載せるサイトを変更できるものもありますが、おすすめできません。

具体的には、アンケートの最初の画面で全体的な評価をつけてもらい、高評価をつけたユーザーはGoogleマップに移動させ、低評価をつけたユーザーは別のページに移動させる、といった方法です。

すべてのクチコミを大切にする: クチコミは正直で客観的である場合に、見込み顧客にとって有益な情報となります。肯定的なクチコミと否定的なクチコミの両方が投稿されている場合に、顧客はそれらのクチコミが信用できると感じます。

引用:Google ユーザーにクチコミを投稿してもらう – Google ビジネス プロフィール ヘルプ

Googleマップに悪い口コミを表示させたくない気持ちは分かります。しかし遷移先を分ける行為はGoogleの考えに反しますし、ユーザーからの信頼も失ってしまいます。

星1の口コミでも真摯に返信し、改善点を見つけてサービスを向上させ、長期的な成功を目指しましょう。

ガイドラインを守らない

Googleビジネスプロフィールのガイドラインに違反すると、ペナルティの対象となります。先述した以外にも細かいルールがあり、すべてをこの記事で説明できません。

知らずに違反行為をした場合でも、アカウントが停止されるかもしれません。自己流でMEO対策を進める前に、一度Googleビジネスプロフィールの公式ヘルプ(ガイドライン)を読んでおきましょう。

MEO対策の効果が出ないときに考えられる5つの原因 

MEO対策に取り組んでも来店や問い合わせが増えない場合は、以下の原因が考えられます。

  • そもそも口コミが投稿されていない 
  • GBPの情報が不足している 
  • 適当にキーワードを設定している 
  • 低評価の口コミが多く投稿されている
  • 低スキルなMEO対策業者に依頼している

当てはまるものはないかチェックしてみましょう。

そもそも口コミが投稿されていない 

Googleは口コミの投稿数や評価(星)を参考にして、ランキングを決定します。

Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。

引用:Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法 – Google ビジネス プロフィール ヘルプ

現段階で口コミの投稿数が少ないと、Google マップで上位表示を実現するのは難しいです。

一気に口コミを増やしたい気持ちはわかりますが、虚偽の口コミを書き込むのはいけません。時間はかかるかもしれませんが、来店してくれたお客様に自然な形で口コミをお願いしてみましょう。

「口コミを書いてもらえると嬉しいです」と声をかけるだけでも効果があります。また、口コミ投稿用のQRコードを掲示するなど、手軽に口コミを書ける環境を整えるのもおすすめです。

GBPの情報が不足している 

Googleビジネスプロフィール(GBP)には、以下のような情報を入力できます。

  • ビジネス名(店舗)
  • 住所
  • 電話番号
  • 営業時間
  • Webサイト
  • ビジネスカテゴリ
  • メニュー(飲食店の場合)
  • 写真、動画

できる限り情報を増やし、存在をアピールしましょう。

上位表示するためには、特にNAP情報の統一が重要です。NAPとは「Name (店舗名)」「Address (住所)」「Phone (電話番号)」の略です。

NAP情報が誤っているとユーザーは混乱しますし、Googleも一貫性のない情報を不信に感じます。公式サイトや他のプラットフォームと同じ情報を使って、統一性を保っているかを確認してみてください。

適当にキーワードを設定している 

GoogleマップやGoogle検索を使うユーザーは、キーワードを入力してお店を探します。つまり、キーワードをあまり考えずに設定すると、ターゲットに見つけてもらえる可能性が低くなってしまいます。

まずは「地域名 +(業種・サービス)」を設定するのがおすすめです。たとえば「新宿 カフェ」や「札幌 ランチ 海鮮」といった具合です。これにより、地域密着型の検索に対応しやすくなります。

低評価の口コミが多く投稿されている 

Googleマップでは口コミの評価が高ければ高いほど、上位表示される確率が上がります。一方、低評価の口コミが多いとランキングが下がってしまい、ユーザーに見つけてもらいにくくなります。

ネガティブな口コミばかり投稿される場合は、まずサービスや商品を見直してみましょう。顧客満足度を高める努力を続けていけば、ポジティブな口コミが増え、自然とランキングも上がっていくはずです。

低スキルなMEO対策業者に依頼している

MEO対策を外注しているからと言って、必ずしも成果が出るわけではありません。業者が正しい知識や最新トレンドを把握していないと、効果的な施策を提案できず、費用対効果が悪くなってしまいます。

さらにGoogleビジネスプロフィールのガイドラインを無視した施策を実行されると、Googleマップで非表示になるリスクも考えられます。業者の見極め方は次の見出しで説明しますので、ぜひチェックしてください。

悪徳なMEO対策業者を見極める方法 

MEO対策サービスを提供する会社はいくつもありますが、残念ながら悪質な業者も存在します。悪徳業者を見極めるポイントは3点です。

  • 順位や成果を保証してくる 
  • 営業してくる
  • 口コミ代行を提案してくる 

後悔しないよう、慎重に判断してください。

順位や成果を保証してくる 

Googleのアルゴリズム(順位を決めるしくみ)は詳しく公表されていないため、誰もランキングを保証できません。

「必ず1位にします!」といった順位や成果を保証する業者には注意しましょう。一時的に上位表示するために、規約違反の手法を使うかもしれません。

最終的にペナルティを受けて困るのはあなたです。今後もGoogleマップからの集客を続けるために、誠実な方法を提案してくれる業者を選びましょう。

営業してくる 

しつこく営業してくる業者にも警戒が必要です。飛び込み営業やDM、テレアポで連絡する業者は「MEO対策で集客できていないから、声をかけてくるんだ」と考えたほうがよいでしょう。

自ら営業しなければならない業者ではなく、Googleマップや評判で自然にクライアントを獲得している業者を探しましょう。

口コミ代行を提案してくる

先述したとおり、虚偽や有償の口コミは禁止されています。ガイドラインに違反する業者を選ぶと、評価が下がるどころかアカウント停止のリスクも考えられます。これまでの努力が無駄になるのは嫌ですよね。

Googleビジネスプロフィールのガイドラインを踏まえた上で、着実に評価を上げてくれる業者を選びましょう。

まとめ

地元の顧客をターゲットにしたビジネスにとって、MEO対策は欠かせない施策です。自分でもGoogleビジネスプロフィールの運用はできますが、ガイドラインを理解していないとペナルティの対象となるかもしれません。

MEO対策を正しく行い、ビジネスの成功に繋げるために、信頼できる業者を探してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

「新潟SEO情報局」の局長。SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOコンサルタント兼ディレクターとして活動中。

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