士業がMEOで集客する10ステップ!メリット・デメリットや成功事例も解説

この記事の監修者

「新潟SEO情報局」の局長。SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOコンサルタント兼ディレクターとして活動中。

「地域名+司法書士」「地域名+行政書士」などの検索キーワードで、なかなか依頼に繋がらない…そんなお悩みはありませんか?MEOは広告費をかけずにGoogleマップ上に上位表示される手法で、信頼感と即時性を両立できるのが最大の強みです。

本記事では、税理士・行政書士・司法書士などの士業がMEO(マップ検索最適化)を使って地域集客を成功させる方法を、徹底解説します

この記事は「コンテンツ制作ポリシー」に沿って制作しています。

目次

士業にとってのMEO対策とは?

MEO(ローカル検索)は、特定の地域にフォーカスした検索結果で上位表示を目指す施策です。たとえば「初台 税理士」と検索すると、初台駅近辺のマップ情報が検索結果の上部に表示されます。

ここで自社情報を表示させるためには、Googleビジネスプロフィールの運用が必要です。Googleビジネスプロフィールのビジネス情報を充実させ、良質な口コミを収集することで、徐々に検索結果における存在感が高まっていきます。

士業の集客とMEOの相性が良い理由

士業とMEOの相性が良い理由は、地域に根ざした士業サービスの特性とマッチしているからです。近隣エリアで専門家を探すユーザーに対して、即時かつ視覚的にアプローチできる点がとくに大きな強みといえます。

士業の集客とMEOの相性が良い理由
  • 地域密着ビジネスに最適
  • MEOに注力している士業事務所は多くない
  • 事務所に適した対策キーワードを選べる

それぞれ詳細を見ていきましょう。

地域密着ビジネスに最適

税理士や行政書士への依頼を検討しているユーザーは、すぐに相談できるように移動距離や対応エリアを考えて探します。そのため「○○市 税理士」「○○駅 行政書士」などのキーワードで検索しやすいです。

MEOに取り組むことで、上記のようなキーワードで検索された際に上位表示を目指せます。マップ情報は自然検索よりも上部に表示されることが一般的なので、依頼者との接点を効果的に作ることができます

また、スマートフォンでの検索が主流となった今、Googleマップ上からそのまま電話やルート案内が可能なことも、地域密着ビジネスである士業との相性が良い理由です。

MEOに注力している士業事務所は多くない

士業でMEOに注力している事務所は決して多くありません。検索してみると分かるとおり、多くの事務所はGoogleビジネスプロフィールが整備されておらず、口コミ数も少ないのが現状です。

加えてMEOは、SEOのように全国区で戦う必要がありません。「取り組んでいる士業事務所が少ない=競合が少ない=上位表示しやすい」という特徴があるため、集客力向上に大きく寄与する可能性があります。

事務所に適した対策キーワードを選べる

「○○市 相続」「○○駅 不動産登記」など、自社の得意分野のキーワードを選ぶことで、ニーズが合致した見込み客に直接アプローチできます。

また、競合が対策していないキーワードを狙って差別化を図ることも可能。士業は他業種よりも選べるキーワードが幅広く、狙ったターゲットにリーチしやすいことから、MEOとの相性が良いのです。

士業がMEOを活用する4つのメリット

士業がMEOを活用するメリットを最大限に活かすことで、士業としてのブランド価値や集客力を飛躍的に高めることができるでしょう。

士業がMEOを活用する4つのメリット
  • 依頼者のリアルな声が信頼と実績を後押しする
  • 専門分野を具体的に打ち出せる
  • 広告に頼らず「自然な流入」を獲得できる
  • 事務所の規模を問わず対策できる

それぞれの詳細を解説します。

依頼者のリアルな声が信頼と実績を後押しする

Googleマップの口コミは、依頼者のリアルな感想が反映されるため、新規の見込み客にとって重要な判断材料になります

高評価の口コミが多数ある士業は「信頼できる」という印象を与え、実績を自然にアピールできるでしょう。

専門分野を具体的に打ち出せる

Googleビジネスプロフィールのプロフィール欄や投稿機能を活用すれば、自身の得意分野や過去の案件に関する情報を詳細に掲載できます

「相続」「法人設立」「許認可取得」など、ピンポイントなニーズを持つユーザーに選ばれる確率が上がるのでおすすめです。

広告に頼らず「自然な流入」を獲得できる

MEOはSEOの一種であり、広告費をかけずに検索からの流入を得ることが可能です。Googleマップで自然に露出し、ユーザーの信頼感を高めながら接点を持てます。

紙の広告やリスティング広告に依存することがないため、費用対効果の高い集客手段として注目されています。

事務所の規模を問わず対策できる

MEOにおける競合は、同じ商圏に存在する同業者です。ライバルが少ないため、個人事務所や小規模事務所でも十分に上位表示を狙えます

SEOは、大規模士業法人や歴史ある事務所と戦わなければならず、上位表示には相応の時間と労力が必要です。その点MEOは、予算が限られている事務所や立ち上げ間もない事務所でも、集客効果を実感しやすいでしょう。

士業がMEOに取り組むデメリット

MEOに取り組むまえに、デメリットも確認しておきましょう。

士業がMEOに取り組むデメリット
  • 口コミ対策に手間がかかる可能性
  • 本業との両立が難しい

それぞれの詳細を解説します。

口コミ対策に手間がかかる可能性

口コミは自然に集まるものではありません。地道な口コミ依頼や丁寧な返信対応など、件数・評価を積み上げるには相応の手間がかかります。

また、Googleマップにユーザーが投稿する口コミは自社側で操作できないため、悪い口コミもそのまま掲載されます。「顧客満足度が高くない」「サービス品質に自信がない」という場合は注意が必要です。

本業との両立が難しい

MEOはGoogleビジネスプロフィールを登録して終わりではなく、継続的な更新が必要です。上記の口コミ対策はもちろん、最新情報の発信や、効果測定に応じた内容の見直しなど、やるべきことは多岐にわたります。

これらを本業と両立するのは簡単ではありません。MEOに取り組む時間・労力を捻出できない場合は、専門家のサポートを受けることも1つの方法です

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士業がMEO対策を導入する手順10ステップ

実際にMEOを始めるうえで必要な初期設定から継続的な運用方法までを、順を追って解説していきます。

士業がMEO対策を導入する手順10ステップ
  1. 見込み客が検索しそうなキーワードを選定する
  2. Googleビジネスプロフィールを正確に登録する
  3. 業務内容に合ったカテゴリを設定する
  4. 写真を掲載して事務所の雰囲気を伝える
  5. サービス欄を充実させる
  6. 投稿機能で最新情報を発信する
  7. 口コミ収集と返信対応で「誠実な士業像」を確立する
  8. 公式ホームページやブログと連動させる
  9. 定期的な更新で情報鮮度を保つ
  10. NAP情報を統一する

各段階を確実に実行することで、士業としてMEOの恩恵を最大限に享受できるようになります。

1. 見込み客が検索しそうなキーワードを選定する

はじめに、ターゲットとなる見込み客が「どのようなキーワードで検索するのか」を考え、対策キーワードを選定しましょう。

カテゴリ対策キーワード例
地名・初台 税理士
・赤羽 行政書士
・仙台市青葉区 弁護士
業務内容・初台 確定申告
・赤羽 遺産分割協議書作成
・仙台市青葉区 離婚問題
事務所の特徴・初台 税理士 夜間
・赤羽 行政書士 安い
・仙台市青葉区 弁護士 無料相談

ポイントは、対象エリアを広げすぎないことです。たとえば「宮城」よりも「仙台市青葉区」のほうが、上位表示を狙いやすくなります。

最寄り駅をキーワードに含めることが望ましいですが、自動車移動が主流の地域は「市区町村以下」から対策を始めましょう。

2. Googleビジネスプロフィールを正確に登録する

Googleビジネスプロフィールの基本情報を正確に登録します。

事務所名、所在地、電話番号はもちろん、とくに営業時間には注意を払いましょう。Googleビジネスプロフィールの情報と実態が乖離していると、ユーザーからの信頼を損ね、機会損失につながります。

3. 業務内容に合ったカテゴリを設定する

「行政書士」「税理士」「社会保険労務士」など、事業内容に合致するカテゴリを設定します。

補足的なサービス(相続相談・会社設立サポートなど)は追加カテゴリとして9つまで設定できますが、多く設定した場合「この事務所は何が専門なのか?」が判断しづらくなる懸念もあります。

中心となる事業内容を表すカテゴリを、可能な限り少なく設定するのがよいでしょう。

参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ

4. 写真を掲載して事務所の雰囲気を伝える

写真は視覚的な安心感を与えるだけでなく、実在性の証明にもなります。外観・内観・スタッフなどの写真をできる限り多く掲載しましょう。

初めて訪問する依頼者にとっては「清潔感がある」「落ち着いた雰囲気」などの情報が事前に確認できることで、不安を軽減できます。

5. サービス欄を充実させる

Googleビジネスプロフィールのサービス欄には、提供している業務内容を具体的に入力します。

検索時に関連性が高まるだけでなく、依頼者も自分に合った士業を探しやすくなるでしょう。

6. 投稿機能で最新情報を発信する

投稿機能を活用して、過去の成功事例や開催したセミナー、最新の法改正情報などを定期的に発信しましょう。

継続的な更新は、Googleからの評価向上はもちろん、依頼者の信頼醸成にもつながります。

7. 口コミ収集と返信対応で「誠実な士業像」を確立する

良質な口コミを多く収集できれば、検索結果の順位アップはもちろん、見込み客からの信頼獲得につながります。依頼者からの口コミを積極的に集め、丁寧な返信を心がけましょう。

口コミ収集方法の例
  • 依頼者に口頭でお願いする
  • QRコードを配布・掲示し、口コミ収集していることを認知させる
  • 投稿のテンプレートを作成し、メルマガや公式LINEで送信する

高評価を得ることはもちろんですが、否定的な意見に丁寧に返信することで信頼性が高まります。

8. 公式ホームページやブログと連動させる

Googleビジネスプロフィールには、自社サイトのリンクも追加できます。ブログ記事やコラムと連動させることで、詳しい情報に誘導可能です。情報が網羅されることで、Googleの評価も向上します。

注意が必要なのは「内容の一貫性」です。ホームページやSNS、Googleビジネスプロフィールの情報がバラバラだと、ユーザーを混乱させてしまいます。Googleからの評価にも悪影響を及ぼすので、あらかじめ掲載内容を精査しておきましょう。

9. 定期的な更新で情報鮮度を保つ

情報の鮮度を常に保ち、必要に応じて内容を修正・更新しましょう。営業時間や提供サービスの変更はもちろん、法律や制度の変更にも対応できているか、定期的にチェックすることが大切です。

更新頻度が高いプロフィールはGoogleからも好まれる傾向にあります。

10. NAP情報を統一する

MEOにおいて、NAP情報の統一は必要不可欠です。

NAP情報とは
  • N:Name(事務所名)
  • A:Address(住所)
  • P:Phone(電話番号)

ホームページやSNSなど、Web上で公開しているすべての媒体におけるNAPを統一させましょう。これにより、Googleから「同一事務所の情報だ」と判断されやすくなり、適切な評価を受ける基盤が整います。

士業のMEO対策の成功事例

以下では、MEO対策に成功している2社の士業事務所を紹介します。ぜひGoogleビジネスプロフィール運用のお手本にしてください。

司法書士中下総合法務事務所

引用元|司法書士中下総合法務事務所

司法書士中下総合法務事務所は、新宿6丁目に拠点を置く司法書士事務所です。キーワード「新宿 司法書士」で上位表示を獲得し、星評価は4.9(114件)を獲得しています。

参考ポイント
  • 最新情報を定期的に発信し、アクティブな印象を与えている
  • 立地や外観が分かりやすい写真を掲載している

口コミ評価やWeb上での露出を地道に増やすなど、複合的な施策の結果として上位表示につながっていることがうかがえます。

長岡行政書士事務所

引用元|長岡行政書士事務所

長岡行政書士事務所は、相続手続きや遺言書作成などに強みを持つ行政書士事務所です。キーワード「横浜 行政書士」で上位表示を獲得し、星評価は5.0(44件)を獲得しています

参考ポイント
  • テンプレートを使わず、口コミに一件一件丁寧に返信している
  • コラムの更新情報を投稿し、ホームページと連携させている

長岡行政書士事務所は自然検索でも上位表示を実現しており、SEOとMEOが相乗効果を生んでいることが分かります。

士業がMEO以外に活用するべきWeb施策3選

MEOは、他の施策と連動させることで相乗効果を得られます。ここでは具体的に活用すべき施策を見ていきましょう。

士業がMEO以外に活用するべきWeb施策3選
  • 士業向けポータルサイトへの掲載
  • 問い合わせフォームの整備
  • コラム・Q&AコンテンツなどのSEO施策

施策を組み合わせることで、集客効果を最大限に高められます。

士業向けポータルサイトへの掲載

士業専門のポータルサイトに掲載することで、Web上での視認性向上につながり、MEOにもよい影響を与えます。

士業向けポータルサイトの例

とくに大手ポータルサイトはドメイン評価が高く、間接的にSEO効果も見込めます。無料掲載やトライアルができるサービスを利用し、費用対効果を検証してみるのもよいでしょう。

問い合わせフォームの整備

気軽に問い合わせできる環境を整えることで、ユーザーの意思決定のハードルが下がります。Googleビジネスプロフィールには予約リンクを設定できるため、機会損失を防ぐために積極的に活用しましょう

公式ホームページにも、LINE公式アカウントやZoom相談、簡易フォームなどの多様な連絡手段を用意することが、現代の士業には求められています。

コラム・Q&AコンテンツなどのSEO施策

コラムやQ&Aなど、ホームページのコンテンツを充実させると、ユーザーにとっての有益性がますます高まります。結果としてGoogleからの評価も高まり、マップ検索での上位表示にもつながりやすくなります。

「SEOのみ」で上位表示を目指す難易度は高いです。しかし、MEOに成功している士業はSEOにも注力しており、相乗効果で上位表示に至っている事例が多数見られます。中長期的な目線でSEOも並行できると、より集客効果が高まるでしょう。

まとめ:MEOで士業のWeb集客を成功させよう

士業にとって集客は年々難易度が上がっています。しかし、MEOという手法を活用することで地域に根ざした見込み客との出会いを増やし、信頼と実績を積み上げられます。

また、無料で始められる施策であるため、コストを抑えつつも高い成果を期待できるでしょう。MEOに加えて、ポータルサイトへの掲載やSEO対策、相談導線の整備といった施策を組み合わせるのもおすすめです。

今後の士業経営において、MEOは欠かせない要素となるでしょう。

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  • 現状の課題や具体的な解決策がわからない
  • SEO対策を実施しているものの思うように上位表示されない
  • ある程度アクセスは集まっているけど成約につながらない

SEO対策をはじめとする施策には、数多くの企業が力を入れています。しかし、独学で知識をつけて成果につなげるのは極めて難易度が高い印象です。

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「新潟SEO情報局」の局長。SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOコンサルタント兼ディレクターとして活動中。

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