【Wix】おすすめしない7つの理由！導入するメリットも解説

Wixは初心者でもホームページを作成できるサービスです。無料でも手軽にホームページを作れるものの機能が制限されているため、本格的にホームページを運用したい人にはおすすめできません。

今回はWixをおすすめしない理由と、Wixが向いているケース、向いていないケースを具体的に解説します。Wixを使うか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

Wixをおすすめしない7つの理由

Wixをおすすめしない理由が以下の7つです。

それぞれ詳しく解説します。

途中でテンプレート・デザインを変更できない

Wixでは一からホームページのデザインを作るのではなく、テンプレートをカスタマイズしてホームページを作成します。このテンプレートは一度選択すると変更できません。

他のサービスやCMSであれば、途中でデザインを変更できます。例えばWordPressであれば、テーマを変更すれば大幅なデザイン変更も可能です。

Wixで大幅にデザインを変更する場合、ホームページを作り直す必要があるため手間がかかります。デザインの自由度が低いため、Wixはおすすめしません。

無料プランを契約すると広告が表示される

Wixには無料プランもありますが、無料プランでホームページを作成すると次のような広告が表示されます。

広告の設定はこちらで変更できず、有料プランを契約する以外に広告を非表示にする方法はありません。

せっかくホームページを作ってもページに広告が入るとユーザーにとって見づらく、離脱の原因になります。

独自ドメインを運用するには有料プランの契約が必要

Wixの無料プランではサブドメイン（～wixsite.com）しかつかえず、独自ドメイン（.comなど）を使うには有料プランの契約が必要です。

Wixの無料プランは手軽ではあるものの、本格的なビジネスに利用するには残念ながら機能が不足している印象です。ビジネスとしてホームページを活用したい場合、会社やサービスの名前に関連したドメインを取得するとブランディングにつながります。

日本国内にサポート窓口がない

Wixは外資系ということもあり、国内にサポート窓口がありません。問い合わせする方法にはメールと電話がありますが、どちらも返答までに時間がかかってしまいます。

万が一Wixを使っていてトラブルや疑問点を解決したいとき、すぐに問題を解決するのは難しいでしょう。

その点ホームページ作成を業者に依頼すれば、コストはかかるものの手厚いサポートを期待できます。国内の業者であればWixよりレスポンスも速いでしょう。

サイトの表示速度が遅い

Wixで作ったホームページは、表示速度が遅い傾向にあります。ページの表示速度はユーザーの満足度に直結しており、速度が遅いとユーザーがホームページを離脱してしまいます。

動画や画像を減らすことである程度容量を軽くすることはできますが、減らしすぎるとデザインが殺風景になってしまうことも。

特に複数のページを作りたい場合、容量も大きくなるため注意が必要です。

バックアップ機能がない

Wixにはバックアップ機能がないため、データの復旧ができません。何らかの理由でホームページの情報が消えてしまった場合、元に戻すことは難しいでしょう。

レンタルサーバーを使った有料のホームページにはバックアップ機能が付いているサービスもあるため、バックアップを取りたい方はそちらを利用しましょう。

また、万が一Wixのサービスが終了してしまった場合は作ったホームページも消えてしまいます。

シェア率が低いため情報が少ない

ホームページのWixのシェアはたったの0.3%（出典：W3Techs）。対して最も一般的なCMS・WordPressのシェア率は82.4%です。

Wixはシェア率が低い分、検索しても情報が少なく、疑問点を解決しにくい欠点があります。

Wixを導入するメリット

Wixは機能やデザインに制限もありますが、一方でメリットもあります。Wixのメリットは次の3つです。

それぞれ解説します。

初心者でも簡単にホームページが作れる

通常、ホームページを作るにはある程度デザインやコードの知識が必要です。Wixはhtml、cssを知らない初心者でも、テンプレートを選択するだけでホームページを作れます。

試しに一度ホームページを作ってみたい人にとって、Wixは最適なサービスと言えます。

無料でも使える

Wixのメリットは無料でホームページを作れるところ。

通常、サーバーを借りてホームページを作るにはサーバー代がかかります。外注する場合、さらに10万円以上の費用がかかることも。

Wixの無料プランを使えば機能やデザインは制限されるものの、外注費用やサーバー代もかかりません。コストを抑えて簡単なホームページを作るなら、Wixが向いていると言えるでしょう。

テンプレートを選ぶだけでおしゃれなページを作れる

Wixではテンプレートを選ぶだけでおしゃれなホームページを作れます。自分で好きなテンプレートを選ぶほか、AIを使った方法なら質問に答えるだけで目的に合ったデザインを提案してくれます。

一からホームページのデザインを作る必要がないため、デザインに自信がない人にとってもWixは使いやすいと言えるでしょう。

Wixはこのような人におすすめ

Wixは次のような人におすすめです。

「本格的ではなくてもいいので、まずは形としてホームページを持っておきたい」という人にWixはおすすめです。

ポートフォリオ、名刺として利用したい

ポートフォリオ、名刺としてホームページを作りたい場合は、Wixのシンプルなサイトで十分。機能やデザインにある程度制限があっても問題ありません。

ポートフォリオ、名刺ではホームページそのもののクオリティではなく内容が大事です。必要な内容さえ盛り込んでいれば、デザインや機能が制限されていても問題なく使えるでしょう。

無料でホームページを作りたい

通常、ホームページを作成するにはサーバー代や外注費用などのコストがかかります。しかし無料でホームページを作りたい場合、Wixの無料プランがおすすめです。

機能は有料のホームページに比べると劣りますが、コスト重視の方はWixを使ってみてもいいでしょう。個人のほか、団体でもWixの無料プランでホームページを使っているケースがあります。

実際にWixで作成されたホームページはこちらで紹介しています。

とりあえずホームページがあればいい

本格的なものでなくても、とりあえずホームページを用意したい人にWixはおすすめ。アカウント登録をすれば即日でホームページを開設できます。

通常ホームページを外注する場合、依頼してから完成までに一定の期間がかかります。デザインや機能に制限があってもいいのでまずはホームページを作りたいという方にはWixがおすすめ

Wixをおすすめしない人

逆にWixをおすすめしない人の特徴は、次の3つです。

使ってみた感想として、Wixはあくまで手軽にホームページを作りたい人向け。ビジネスとして本格的に運用するのは難しいと感じました。

ビジネスとして本格的に運用したい

ビジネス用のホームページとしてWixを使うのはおすすめしません。有料プランを使ったとしても、他のCMSを使ったホームページと比べるとやはり機能に制限があります。

また、後ほど説明するSEO対策はビジネスには不可欠です。競合サイトより検索結果で上位を取るためには、Wixを使ったサイトでは力不足になる可能性があります。

SEO対策を十分に行いたい

Wixを使ったホームページでは、SEO対策の機能に制限があります。特に無料プランでは制限が多いため、十分なSEO対策を行うのは難しいでしょう。

WixでできるSEO対策をまとめました。

無料プランでできるSEO対策	有料プランでできるSEO対策
・タイトル、ディスクリプションの設定 ・画像のalt属性 ・SSL認証 ・サーチコンソール連携	・独自ドメイン ・サイトマップの自動送信 ・301リダイレクト

機能、デザインにこだわりたい

Wixではテンプレートをカスタマイズする形でホームページを作成します。テンプレートから選ぶ場合、デザインが他のサイトと似通ってしまう場合もあります。

Wixではテンプレートにないデザインを使うことはできません。オリジナルのデザインや細かい機能にこだわりたい場合、Wixでは物足りない可能性があります。

まとめ

ホームページの用途によってはWixを使っても問題ありませんが、ビジネスで使うにはおすすめできません。機能やデザインに制限があるほか、サポート窓口やWixに関する情報が十分ではないため、制作の過程でつまづいてしまう可能性もあります。

本格的なホームページを作るには、WordPressなどのCMSを使うのがおすすめです。