【ペライチ】SEOに弱い?強い?効果的な設定方法を解説

監修者

つるけん(鶴巻健太) つるけん(鶴巻健太) 新潟SEO情報局長

SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOディレクターとして活動中。

ペライチとは、HTMLやCSSの知識なしでサイトを作れるサービスです。ペライチはただサイトを作るだけでなく、SEO対策にも活用できます。

「SEO対策としては弱い」とも言われているペライチですが、ジャンルによっては検索ボリュームの大きいキーワードでも上位表示されています!

この記事ではペライチでSEO対策を行う方法と、検索で上位表示を狙うコツを解説します。ペライチでSEO対策を行いたい人は、ぜひ最後までお読みください。

この記事は「コンテンツ制作ポリシー」に沿って制作しています。

目次

ペライチはSEOに弱い?検索結果に表示されない5つの理由

「ペライチを使っても上位表示されない…」という場合、考えられる理由は次の5つです。

  • ページを作って間もない
  • ページの内容が薄い
  • ページ数(インデックス数)を増やせない
  • 競合が多い・強いキーワードを設定している
  • YMYLジャンルのページを作成している

Googleはキーワードだけでなく、サイトの質や権威性を含めて検索順位を決定しています。ペライチを使っても効果を実感できない…という方は、今一度これらに当てはまっていないか確認しましょう!

ページを作って間もない

ペライチでページを作って間もない場合、ページがまだインデックスされていない可能性があります。

インデックスを待てば解決しますが、すぐに解決したい場合は手動でもインデックス登録しましょう。サーチコンソールの「URL検査>インデックス登録をリクエスト」によりインデックスを登録できます。

ページの内容が薄い

Googleの検索エンジンはページの質を厳しくチェックしています。ペライチに限らずサイトの内容が薄い場合、ページを作っても上位表示は狙えません。

ページの内容が薄いと考えられる場合、ページの内容を見直し、読者の役立つ情報を盛り込みましょう。

ページ数(インデックス数)を増やせない

ペライチはLPのように、1枚のページしか作れません。ページ数(インデックス数)を増やせないので、競合サイトのインデックス数が多い場合は検索上位を狙えない場合があります。

この場合はキーワードを変更するか、ページ数(インデックス数)を増やせるWordPressでホームページを作るのがおすすめです。

競合が多い・強いキーワードを設定している

ペライチのドメインは強いものの、競合が多いキーワードで上位表示を狙う場合は力不足となる可能性があります。検索結果に表示されるのがドメインパワーの高い法人サイトや、コンテンツのボリュームが多いページの場合は、ペライチで上位表示を狙うのは難しいでしょう。

とはいえキーワードやジャンルを選べば、ペライチで作ったページでも上位表示を狙えます。

ペライチは無料で作れるので、迷ったらまず試しに作ってみてはいかがでしょうか?

YMYLジャンルのページを作成している

YMYLジャンルは特にE-E-A-Tの基準が厳しいジャンルです。ペライチでは権威性を出しにくいため、YMYLジャンルでペライチのページを上位表示させるのは難しいでしょう。

YMYLジャンルを狙う場合は医療系のサブドメインを使用し、医師など専門家の監修を付けることが必要不可欠です。ペライチはYMYLジャンル以外のページ作成に使いましょう。

実はペライチってSEOに強いかも?上位表示されているキーワードを調査した結果

実際に上位表示されているキーワードを調査した結果、特定のジャンルについてはペライチでもSEO対策に効果があることがわかりました。

月間検索ボリュームが1,000を超えるキーワードについても。ペライチで作ったサイトが上位表示しています。ここでは、ペライチによる上位表示が確認できたジャンルを3つ紹介します。

  • イベント系ページ
  • 商品紹介・比較ページ
  • ノウハウ・ハウツー系ページ

実際のキーワードも含めて解説するので、参考にしてください!

※2024年10月時点での検索結果をもとに作成しています。Googleは日々アルゴリズムを更新しているので、検索するタイミングによっては掲載順位が異なる可能性もあります。

イベント系ページ

イベント系のキーワードで検索すると、ペライチが上位表示されていることがあります。例えば「ハロウィン 名古屋」で検索すると一番上にペライチで作ったイベント告知が表示されます(2024年10月現在)。

「イベント+地名」で上位表示が難しそうな場合は、「2024」などタイトルや本文に年度を入れると「イベント+地名+2024」のキーワードで上位表示を狙えます。

商品紹介・比較ページ

商品やサービスを紹介・比較するキーワードでも、ペライチのサイトが上位表示しています。

例えば「洋服 買取 ノンブランド 宅配 おすすめ」、「害獣 駆除 業者」などのキーワードで検索するとペライチのサイトが上位表示されています。

「洋服 買取 ノンブランド 宅配 おすすめ」は月間検索ボリュームがなんと6,600!
競合も法人サイトが並ぶ中でペライチが検索上位を取っていることを考えると、ペライチがSEOに強いことがわかります。

ノウハウ・ハウツー系ページ

ノウハウやハウツーを調べるキーワードでも、ペライチのページが上位表示しています。「光回線 勝手に工事してしまった」、「トレーラーハウス 価格」などのキーワードで、ペライチが上位表示されています。

ノウハウやハウツーは今まさに困っているユーザーが検索するため、商品・サービスの紹介をしやすいキーワードです。これはと思ったキーワードがあったら、ペライチのページを作って狙うのも手です。

ペライチで基本的なSEO対策を設定する手順

ペライチでSEO対策をする手順を、6ステップで解説します。

  1. ペライチでページを作成する
  2. キーワードを設定する
  3. ペライチとサーチコンソール、アナリティクスを連携する
  4. ペライチをインデックス登録する
  5. OGP設定を行う
  6. 他に自社サイトがあれば、リンクを貼る

実際のスクショも付けていますので、参考にしてください!

ペライチでページを作成する

https://peraichi.com/

まずはペライチでページを作成します。複数のプランがありますが、ペライチのドメインが強いため無料プランがおすすめです。

メールアドレス、パスワードを登録して、アカウント登録を行います。ラクスルのアカウントと提携も可能です。

メールアドレス認証を行います。

最初は「お試しビジネスプラン」になっていますが、契約しなければ無料プランへ以降します。手続きをしなければ料金はかかりません。

テンプレートを選択して、ページを作成します。リンクや画像を選択するだけで、HTMLやCSSの知識がなくてもページを作成できます。

キーワードを設定する

検索上位を狙うキーワードを設定し、ページのタイトルや本文に盛り込みます。

「洋服 買取 ノンブランド 宅配 おすすめ」「害獣 駆除 業者」のようにロングテールキーワードを狙うのがおすすめです。ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを組み合わせた、検索ボリュームの少ないキーワードのこと。

検索ボリュームの大きいキーワードは競合サイトも強いため、ロングテールキーワードを設定すると上位表示を狙いやすいでしょう。

とはいえボリュームの多いキーワードでも上位表示されているケースもあるので、無料プランを活用して複数のページを作成してみるのも手です!

ペライチとサーチコンソール、アナリティクスを連携する

サイト公開後に、ペライチとサーチコンソール、アナリティクスを連携してサイト解析を行います。

サーチコンソールと連携するには、マイページ>ページの基本設定>サーチコンソール連携を選択します。

アナリティクスと連携するには、まず測定IDを確認しましょう。ページ編集画面>ページ情報編集>Google Analyticsの測定IDを入力します。

ペライチをインデックス登録する

ペライチをサーチコンソール、アナリティクスに登録したら、ページをインデックス登録しましょう。

サーチコンソールの「URL検査」にペライチのURLを入力します。

ペライチのURLを入力して「URL が Google に登録されていません」と表示された場合、「インデックス登録をリクエスト」を選択します。

「インデックス登録をリクエスト済み」と表示されれば、インデックス登録の手続きは完了です。

しばらく経つと、ペライチのページがインデックス登録されます。

OGP設定を行う

OGPとは「Open Graph Protcol」の略で、SNSでページをシェアしたときに表示されるタイトル、画像などの情報のことです。

SNSでペライチのリンクを見た人が概要を一目で理解するためにも、ペライチでページを作ったらOGP設定を行いましょう。

ページ編集>ページ情報編集>OGP(SNSシェア設定)からOGP設定ができます。

他に自社サイトがあれば、リンクを貼る

ペライチのほかにWordPressなどの自社サイトを持っている場合、ペライチのページ内に自社サイトへのリンクを貼っておくと被リンク対策を行えます。

信頼性の高いサイトで被リンク対策を行うと、Googleの評価が上がるため上位表示をしやすくなります。ペライチを見た人が自社サイトを訪問してくれる可能性もあるため、自社サイトを持っている人は動線を作っておきましょう。

ペライチでSEO対策を実施する際の注意点

ペライチはSEO対策に有効ですが、注意点もあります。ペライチを使うときに気を付けるべきポイントをまとめました。

  • Googleのアップデートの影響を受けやすい
  • オウンドメディアやブログ集客には向いていない
  • 無料プラン(サブドメイン)でないと効果を期待できない

検索順位に大きく関わるため、特にドメインには注意が必要です。それぞれの注意点について、より具体的に解説します。

Googleのアップデートの影響を受けやすい

Googleには、定期的に検索エンジンのアップデートがあります。ペライチはGoogleによるアップデートの影響を受けやすいサービスといえるでしょう。

アップデートにおいては、サイト全体のテーマ性が重視されています。テーマ性を認識してもらうには一定の記事数が必要になりますが、ペライチは有料プランでも、最大5ページまでしか作れません。

ペライチは、ページ数に上限のない他のサービスよりテーマ性を出すのが難しい欠点があります。

オウンドメディアやブログ集客には向いていない

ペライチはどちらかというとLP(ランディングページ)として用いられるツールで、オウンドメディアやブログ集客には向いていません。

サイトに流入を増やすには、ブログ記事が必要です。しかしペライチは有料プランにしてもページ数を増やせません。あくまで特定のキーワードに特化したページや、LPとしてペライチを活用するといいでしょう。

無料プラン(サブドメイン)でないと効果を期待できない

有料プラン=SEO対策に効果が高いというイメージを持つかもしれませんが、ペライチは無料プランでないとSEO対策の効果を期待できません。

ペライチのページには、ペライチのサブドメインと独自ドメインの2種類があります。有料プランを契約することで、独自ドメインを使用できます。

ペライチのサブドメインはドメインパワーが強く、SEO対策に有効です。実際にパワーランクチェックツールを使って、ペライチで作成されたページと独自ドメインのドメインパワーを比較してみました。

こちらがペライチのサブドメインです。「多くのユーザーに役に立っている素晴らしいコンテンツを提供しているサイトです」との評価を受けていました。

一方、独自ドメインのドメインパワーはかなり弱いことがわかります。例え同じコンテンツを作るとしても、ドメインが異なるだけで検索順位に大きく影響があります。

ペライチでSEO対策をするなら、無料プランのサブドメインを使いましょう。

まとめ

ペライチは意外とSEOに強く、ジャンルを選べば検索ボリュームの大きいキーワードでも上位表示が可能です。YMYLを避け、イベントや商品紹介、ハウツー系のジャンルでペライチを作るのがおすすめ。

ペライチを使うときは無料プランのサブドメインを使い、オウンドメディアやブログではなくLPとして活用すると効果的です。

ページ数に限りがあるため、自社メディアやSNSと組み合わせてペライチを使うのがおすすめ!自社メディアへの被リンクとしても活用できます。

ペライチの使い方を覚えて、集客に役立ててください!

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この記事の監修者

「新潟SEO情報局」の局長。SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOコンサルタント兼ディレクターとして活動中。

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