Ubersuggest(ウーバーサジェスト)はコスパに優れたSEOツールです。キーワード選定や競合調査、自社サイトの分析などもできる、いわゆるオールインワン。
しかも買い切りで利用できる点がUbersuggestの魅力。とはいえ、安いプランでも買い切り29,999円なので、購入に戸惑うかもしれません…。
ただ、実は9,999円で購入できるんですよ。
ここでは、Ubersuggest(ウーバーサジェスト)の買い切り版を9,999円で購入する方法を画像付きで解説!使ってわかったメリット・デメリットもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
※Ubersuggestの料金プランを見てみる
Ubersuggestのプランには、パーソナル、ビジネス、エンタープライズがあります。それぞれ月額または買い切りで使用できます。プランごとの料金と機能をまとめました。
プラン | パーソナル | ビジネス | エンタープライズ |
月額プラン | 2,999円/月 | 4,999円/月 | 9,999円/月 |
買い切りプラン | 29,999円 | 49,999円 | 99,999円 |
ユーザー | 1 | 2 | 5 |
ドメイン | 1 | 7 | 15 |
検索数 | 150/日 | 300/日 | 900/日 |
競合数 | 5/ドメイン | 10/ドメイン | 15/ドメイン |
スキャンページ数 | 1,000/ドメイン | 5,000/ドメイン | 10,000/ドメイン |
追跡キーワード数 | 125/ドメイン | 150/ドメイン | 300/ドメイン |
ロケーション数 | 20/ドメイン | 無制限 | 無制限 |
個人ブログや小規模なサイトを運営する場合、パーソナルプランで十分。複数のサイトや大規模なサイトを運営する場合は、ビジネスプランやエンタープライズを検討しましょう。
Ubersuggestの買い切り版を9,999円で購入する方法
Ubersuggestの買い切り版を9,999円で購入する方法を3ステップで解説します。通常の買い切り版より機能は制限されますが、廉価でUbersuggestを利用できます。
- トライアル登録
- トライアル期間中にキャンセル画面まで進む
- 特別オファーで契約
それぞれの手順を、画像付きで解説します。
トライアル登録
Ubersuggestは無料トライアルとして、有料プランを7日間使用できるサービスがあります。「まずは無料でお試し」を選択し、アカウント登録をすると7日間のトライアルが開始します。
登録後、「アカウント&請求情報」から現在のプランが「パーソナル 毎月」になっていることを確認しましょう。
トライアル期間中にキャンセル画面まで進む
トライアル期間中にキャンセル画面まで進み、途中で表示されるオファーを契約します。
まず「アカウント&請求情報」より、「サブスクリプションをキャンセル」を選択しましょう。
キャンセルの理由と意見を記入し、「アカウントをキャンセル」を選択します。
「サブスクリプションをキャンセル」を選択し、確認画面で全ての項目にチェックを入れた状態で「アカウントをキャンセル」を選択してください。
特別オファーで契約
キャンセル画面まで進むと特別オファーが表示されるので、契約を進めます。
「ライフタイムアクセスの取得」を選択します。
「利用プランをアップグレードしました。」と表示されるので、もう一度現在のプランを確認しましょう。「ベーシック 買い切り」に変更されています。
通常の買い切り版と特別オファーの違い
特別オファー(9,999円)のUbersuggestは、通常の買い切り版よりも機能に制限があります。
特別オファー | |
プロジェクト | 1 |
競合数 | 2/ドメイン |
追跡キーワード数 | 25/ドメイン |
クロールの最大ページ数 | 監査ごとに150ページ |
通常のパーソナルプランと比較して、追跡キーワード125/ドメイン→25/ドメインと特に少なくなっています。
追跡キーワードとは、特定のキーワードで検索したときの検索順位をチェックする機能です。手動で1つ1つキーワードを入力するのは手間がかかるため、ツールを用いて自動でキーワードをチェックする必要があります。
特別オファーを利用する場合、検索順位を別ツールで確認しなければいけません。
Ubersuggestの特別オファー版を利用する場合は検索順位チェックツールも導入しましょう。検索順位ツールにはさまざまなものがありますが、WindowsユーザーならGRC、MacユーザーならNobilistaおすすめです。
ちなみに私はNobilista利用しています。ボタン1つで登録したキーワードの検索順位を調べられるので、サイト運営には欠かせません。
Ubersuggestの使い方
Ubersuggestには次の機能があります。なお、画面では特別オファーの買い切り版を使用しています。
- キーワード分析
- 競合分析
- キーワード、コンテンツ候補
機能ごとに使い方を紹介します。
キーワード分析
良質なコンテンツを作っても、適切なキーワードを選定しないとユーザーに読んでもらえません。よって、キーワード分析はSEO対策の要といえます。
Ubersuggestは、キーワード分析に便利なツールです。
特定のキーワードを入力すると、次の情報を表示します。
- 検索ボリューム
- SEO難易度
- 有料難易度
- クリック単価(CPC)
- キーワード候補
- コンテンツ候補
検索ボリュームは平均だけでなく、月ごとの推移までわかります。特にセールや季節により需要が変動するキーワードは、グラフで確認するのがおすすめです。
実際にあるイベントについてキーワード分析を行ったところ、開催前の時期には検索ボリュームが平常時の2倍に増加していました。
競合分析
「トラフィック予測」にURLを入力すると、自サイトだけでなく競合サイトの分析も可能です。
検索順位を上げたいとき、闇雲に記事の追加・リライトを行うのは得策ではありません。改善点を予測してから対策を立てた方が、効果を期待できます。競合分析はそのために役立ちます。
「トラフィック概要」より自サイト、競合サイトについて次の項目を分析できます。
- オーガニックキーワード
- オーガニックトラフィック
- ドメインオーソリティ
- 被リンク
競合と自サイトを比較すると、自サイトに不足しているコンテンツを調べられます。
キーワード、コンテンツ候補
キーワード概要の画面から、特定のキーワードに対するキーワード、コンテンツ候補を表示できます。
キーワード候補では、特定のキーワードに対して関連性の高いキーワードの情報を取得できます。取得できる情報は次の通りです。
- サジェスト
- 疑問
- 関係
- 比較
たとえば特定のキーワードに関する記事の中や内部リンクに、関連キーワードのコンテンツを盛り込むと、興味を持ったユーザーが複数の記事を読みます。滞在時間を延ばして再検索を減らせるため、SEO対策として効果的です。
コンテンツ候補では、SNSで最もシェアされたコンテンツを確認できます。
- 流入見込み
- 被リンク
- Facebookでシェアされた数
- Pinterestでシェアされた数
コンテンツ候補は、検索流入だけではわからないニーズを知るために便利です。
使ってわかった!Ubersuggestのメリット・デメリット
私も特別オファーで買い切り版を9,999円で購入してみました。SEOツールは月額課金型が多いので、9,999円で一生使えるのは魅力的なのですが…
正直、使いにくさを感じる場面も多くあります。それを踏まえ、Ubersuggestのメリット・デメリットを正直にお伝えしますね。
Ubersuggestのメリット
- サジェストキーワードを網羅的に調査できる
- 検索ボリュームやSEO難易度(上位表示難易度)もわかる
- 競合の想定アクセス数や獲得被リンクなども調査できる
SEO対策やオウンドメディアを運用するにあたって、キモになるのが「キーワード選定」と「競合調査」です。Ubersuggestはこれらに必要な機能を備えているので、効率的に業務を進められます。
たとえば、次のような使い方がおすすめ。
- 競合サイト(ベンチマーク)を複数ピックアップ
- それぞれのドメイン評価(DA)・アクセス数・獲得キーワード・被リンクを調査
- 自社のドメイン評価やサービスなどと照らし合わせ、対策キーワードを選定
- 対策キーワードに関連するキーワード(サジェスト)を調査
- 獲得できそうな被リンク先にアプローチ
Ubersuggestのデメリット
- アメリカのツールなので画面表示が英語
- 毎回、翻訳しなければいけない
- 翻訳すれば使えるが支離滅裂な表示になることも
- 時おりキーワードが文字化けする
- 画面表示が遅い
コスパは抜群なのですが、とにかく使いにくいのがUbersuggestのデメリット。ブラウザ(Google Chrome)の翻訳機能を活用すれば問題なく操作できるのですが…
支離滅裂な文章が表示されたり、キーワードが文字化けすることも多々あります。そして画面が表示されるまでに時間がかかるため、急いでいるときは結構なストレスです。
Ubersuggestはこのような人におすすめ
- 個人事業主や小規模事業者
- 初めてSEOツールを導入する
- なるべくコストをかけずSEO対策を進めたい
- オウンドメディアから集客したい
- ブラウザはGoogle Chromeを使っている
私も個人事業主(フリーランス)として活動しているので、「固定費をどのように抑えようか…」と常に考えています。そのため、買い切りで利用できるSEOツールは本当にありがたい。
SEO対策に必要な機能、たとえばキーワード選定や競合のアクセス調査、被リンク数などが揃っているので、最初に導入するには最適なツールといえます。
「まずはUbersuggestの使用感を試してみたい…」という方は、無料版やトライアルを活用しましょう。無料版は1日3回、トライアルは1週間の制限が設けられていますが、Ubersuggestの機能性を実際に確認できますよ。
反対に、Ubersuggestを避けた方がよい人
- サクサク操作を進めたい
- 有料ツールを使用したくない
- 他のSEOツールを使っている(ラッコキーワード、Ahrefsなど)
Ubersuggestのデメリットは、とにかく使いにくいこと。慣れれば問題ありませんが、表示速度の遅さや文字化けなどのエラーは、どうしてもイライラしますね…。
また、ラッコキーワードやAhrefsといったツールを使っているのであれば、Ubersuggestは不要です。
私自信、買い切り版(9,999円)のUbersuggestを購入したものの、今では使う機会も少なくなっています。キーワード選定はラッコ、競合調査や被リンク調査はAhrefsを活用しているので…。
とはいえ、買い切り版を購入すれば追加費用は発生しないので、間違いなくコスパはよいですね。
Ubersuggestに関してよくある質問
Ubersuggestに関してよくある質問と、それぞれの回答をまとめました。
Ubersuggest・キーワードプランナー・ラッコキーワードの違いは?
キーワード選定ツールを調べていると、Ubersuggest・キーワードプランナー・ラッコキーワードという名称を目にする機会が多いです。それぞれの違いをまとめると次のようになります。
ツール名 | 料金 | 特徴 |
---|---|---|
Ubersuggest | 無料〜買い切り99,999円 | ・オールインワンのSEOツール ・買い切りで使える ・機能は豊富だが使いにくい |
キーワードプランナー | 基本無料 | ・無料版だと検索ボリュームが曖昧 ・広告出稿で正確なボリュームが表示 ・関連キーワードの調査に最適 |
ラッコキーワード | 無料〜月額9,900円 | ・優秀なキーワード調査ツール ・競合調査もできるが精度がイマイチ ・有料プランは最安月額440円 |
Ubersuggestがオールインワンツールなのに対し、キーワードプランナーやラッコキーワードは「キーワード調査」に特化しています。それぞれの特徴はこちらの記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
Ubersuggest・Ahrefs・Semrushの違いは?
SEOコンサルティングやディレクターは、Ahrefs(エイチレフス)やSemrush(エスイーエムラッシュ・セムラッシュ)を愛用しています。SEOツールの代表格ともいえ、Ubersuggestより高額かつ高機能。それぞれの違いを簡単にまとめてみました。
ツール名 | 料金 | 特徴 |
---|---|---|
Ubersuggest | 無料〜買い切り99,999円 | ・オールインワンのSEOツール ・買い切りで使える ・機能は豊富だが使いにくい |
Ahrefs | 月額12,500円〜 | ・被リンク調査に最適 ・操作性に優れている ・使い方を解説した記事も多い |
Semrush | 月額約20,000円〜 | ・優秀なオールインワンSEOツール ・Ahrefsより高額 ・レポート機能などが充実 |
あくまでも私の周りに限った話ですが、同業者(SEOコンサルタント・ディレクター)は、Ahrefs派とSemrush派にわかれており、Ubersuggest派は皆無です。
なので、より本格的にSEO対策を進めるのであれば、AhrefsもしくはSemrushの導入を検討するとよいでしょう。
Ubersuggestの拡張機能を使うには?
Chromeウェブストアから「Ubersuggest」をインストールするだけでOK。機能を有効にすると、検索結果の横にこのような画面が表示されます。
候補・疑問・関連・比較のタブをクリックするとUbersuggestの画面に移動し、それぞれに合致したキーワードが表示されますよ。
まとめ
SEO対策は漫然と行うのではなく、数字とベースに仮説、検証を繰り返すことが大事です。Ubersuggestを使うと、サイトやキーワードを分析するために必要なデータを得られます。
特別オファーの買い切り版はお得な値段で購入できますが、キーワード分析ツールが別途で必要になります。運営しているサイト数や必要な機能によって、どのプランを使うか検討しましょう。