【ホームページ】検索に引っかからない6つの原因と解決策

監修者

つるけん(鶴巻健太) つるけん(鶴巻健太) 新潟SEO情報局長

SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOディレクターとして活動中。

ホームページが検索に引っかからない場合、内部構造や設定に問題があるケースが大半。よく目にするのが「ホームページを立ち上げて間もない」「noindexが設定されている」「競合が強すぎる」などです。

それぞれの原因を適切に対処すれば、ホームページが検索に引っかかるようになります。ただし、狙うキーワードによっては上位表示の難易度が高いので注意しなればいけません。

この記事では、ホームページが検索に引っかからない原因と対処法を詳しく解説します。検索に引っかかり、なおかつ上位表示させるコツもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

この記事は「コンテンツ制作ポリシー」に沿って制作しています。

目次

ホームページが検索に引っかからない6つの原因

ホームページが検索に引っかからない原因は6つ考えられます。

  • ホームページを立ち上げて間もない
  • Googleにインデックスされていない
  • noindexが設定されている
  • 競合が強く上位表示されていない
  • ホームページに検索キーワードが含まれていない
  • ホームページがペナルティを受けている

それぞれの原因について、詳しく解説します。

ホームページを立ち上げて間もない

「ホームページを作ったらすぐにアクセスが集まる」と思うかもしれません。しかし、立ち上げたばかりのホームページはGoogleに存在を認知してもらえないのです。

これに検索エンジンの仕組みが関係しています。ホームページが検索エンジンに認知される際の流れは以下のとおり。

流れ概要
クロールGooglebot(クローラー)が自社サイトを発見する
インデックスクローラーがサイト内を巡回し、内容に問題なければデータベースに登録
ランキング検索エンジンのアルゴリズムに沿って順位が付けられる

立ち上げて間もないホームページは、クローラーに見つけてもらえません。サーチコンソールでインデックス処理を送信する、関連サイトからリンクを貼るなどして、クローラーに巡回されるような対策をしましょう。

Googleにインデックスされていない

「ホームページを立ち上げて間もない」と重複しますが、Googleにインデックスされていないと、どのようなキーワードで検索しても引っかかりません。

「競合がいないようなニッチなキーワードを選んでいるのに…」「そもそも社名で検索しても引っかからない…」という場合は、インデックスされていない可能性が高いです。

インデックス状況を確認するには、2つの方法があります。

Googleサーチコンソールの「URL検査」を使う

Googleサーチコンソールの「URL検査」に調べたいURLを入力します。

インデックスされている場合、次の画面が表示されます。

「site:(ホームページのURL)」で検索する

インデックス登録されている場合、Googleの検索欄に「site:(ホームページのURL)」を入力すると自社のホームページが出てきます。

noindexが設定されている

noindex(ノーインデックス)とは、自社サイトが検索結果に表示されないようにするメタタグ。一般的には、重複コンテンツや低品質ページに対し設定します。

しかし、ホームページのテストを実施する際に設定し、解除を忘れていた…というケースも。noindexが設定されたままだと、いくらSEO対策を実施しても上位表示されません。

すぐ制作会社に連絡し、状況を確認してもらいましょう。

競合が強く上位表示されていない

たとえば「地域名+ジャンル名」のキーワードは、基本的に競合が強い傾向です。具体例が以下のとおり。

ジャンル名の例概要
整体・美容室・エステなどホットペッパーが上位表示
不動産SUUMOが上位表示
転職Indeed・リクナビなどが上位表示

自社のホームページが強くなれば上位表示される可能性もありますが、外部対策(被リンク獲得)やコンテンツ対策を継続しなければいけません。

地域名+ジャンル名での上位表示を狙いつつ、その他のキーワードでも流入を狙う方が効率的でしょう。

ホームページに検索キーワードが含まれていない

上位表示させたいキーワードを含めることは大原則。とくにジャンル名で上位表示を狙う場合は欠かせない施策です。

ホームページだけでなく、メタディスクリプションやコンテンツにもキーワードを使用しましょう。ただし、乱用するとマイナス評価を受けてしまうので注意してくださいね。

ホームページがペナルティを受けている

極めて稀なケースですが、ホームページがGoogleのペナルティを受けることもあります。具体例は以下のとおりです。

ペナルティを受ける行為
  • 重複コンテンツや低品質コンテンツの量産
  • 自作自演での過剰な被リンク対策
  • フィッシングやマルウェアのインストールを目的としたサイト

またペナルティには、自動と手動の2種類あります。

ペナルティの種類特徴Googleサーチコンソールの
警告メッセージ
自動ペナルティ検索エンジンにより機械的に行われる届かない
手動ペナルティGoogle担当者の判断で行われる届く

手動によるペナルティを受けた場合、サーチコンソール上にメッセージが届きます。自動ペナルティは通知が届かないため、自力で原因を特定し解除を進めなければいけません。

ホームページが検索に引っかかるための解決策

ホームページを検索に引っかかるようにするには、原因に応じて次の対策を行いましょう。

  • インデックス登録をリクエストする
  • noindexの設定を外す
  • 適切なSEO対策を実施する
  • 検索キーワードのニーズを満たす
  • ペナルティに該当する内容を修正する

それぞれの対策について、解説します。

インデックス登録を行う

まずはホームページのインデックスを促進することが最優先です。どれほど利便性が高くデザイン性に優れていても、インデックスされなければ検索流入は獲得できません。

インデックス登録は、Googleサーチコンソールの「URL検索」から行います。手順を画像付きで紹介しますので、登録の際は参考にしてください。

「URL検索」でホームページのURLを入力し、「インデックス登録をリクエスト」を送信します。

指定したURLをテストしているので、このまま待ちます。この間、特に操作は必要ありません。

「インデックス登録をリクエスト済み」が表示されたら、登録は完了です。

リクエストから数時間~1日程度で、ホームページが検索結果に表示されます。

noindexの設定を外す

noindexは、WordPressのダッシュボードもしくはプラグインで設定するケースが多いです。制作会社が権限を握っている場合は対応に時間がかかるかもしれません。

そのような場合でも、WordPressのダッシュボードを確認してみましょう。WordPressにログインし、ダッシュボードのメニューから「設定>表示設定」と進んでください。

すると下記のような画面が表示されるので「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」に、チェックが入っていないか確認しましょう。

  • チェックが入っていない=noindexが設定されていない、インデックスされる状態
  • チェックが入っている=noindexが設定されている、インデックスされない状態

チェックが入っていたらそれを外し、サーチコンソールからインデックス登録をリクエストしましょう。

定期的にホームページを更新する

ホームページは作ってからが本番です。放置しているとGooglebot(クローラー)が訪れず、新しくページを作ってもなかなかインデックスされません。

お知らせを公開する、よくある質問やお客様の声を追加する、コラム記事を作成するなど、方法はさまざま。自社のリソースと相談しつつ、こまめにホームページを更新しましょう。

更新を続けることでGoogleからの評価も少しずつ高まり、検索流入も獲得できるようになります。

適切なSEO対策を実施する

SEO対策は内部・外部・コンテンツの3つに大別されます。それぞれの概要が以下のとおり。

SEO対策の種類概要
内部SEO対策Googlebot(クローラー)が巡回しやすいようにサイト内を整える施策
外部SEO対策被リンクやサイテーションなどを獲得し信頼性を高める施策
コンテンツSEO対策検索ユーザーのニーズを満たすコンテンツを作成する

SEO対策においてどれも欠かせない施策ですが、やるべきことが多くあります。項目をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

内部SEO対策

  • XMLサイトマップ(sitemap.xml)の作成
  • パンくずリストの設置
  • 重複コンテンツの解消
  • 内部リンクの設置
  • タイトルタグ、見出しタグ、ディスクリプションの見直し
  • 構造化データの設定
  • 表示速度の改善
  • SSL化の設定

外部SEO対策

  • 権威性の高いサイトから被リンクを獲得
  • SNSやプレスリリースなどを活用しサイテーション(言及、引用)を獲得

コンテンツSEO対策

  • 自社に関連するキーワードでコンテンツを作成
  • 良質なコンテンツを発信
  • 定期的なリライトを実施
  • 独自性の高い一次情報の掲載

SEO対策は自社でも行えますが、より確実に効果を得たいのであればSEOコンサルティングや被リンク代行、SEOツールを活用することをおすすめします。

有料で検索順位を上げる方法については、こちらを参考にしてください。

検索キーワードのニーズを満たす

ユーザーは、悩みや疑問を解決したいと考えてキーワードを入力し、検索そます。

ホームページを訪れたユーザーの行動も、SEOに影響すると言われています。検索キーワードをコンテンツに含めるだけでなく、ユーザーがどんな意図でそのキーワードを検索するかを考えてコンテンツを作成しましょう。

ユーザーのニーズを満たすコンテンツをホームページに含めると、ユーザーによるページビューやサイト滞在時間が増加します。ユーザー体験が改善すると、検索エンジンにも評価されて検索順位の上昇につながります。

サイト滞在時間や1人あたりのページビューはGoogleアナリティクスで測定できますので、SEO対策の際はそれらの指標も参考にしましょう。

ペナルティに該当する内容を修正する

ホームページがペナルティを受けた場合、原因を特定して修正する必要があります。ペナルティの原因となる代表的な例を、ペナルティの種類ごとにまとめました。

ペナルティの種類ペナルティの原因
自動ペナルティコピーコンテンツ
他のサイトと重複した内容のコンテンツが含まれている
キーワードを過剰に詰め込んでいる
自作自演で被リンクを獲得している
手動ペナルティ不自然なリンクがある
コンテンツの質が低い

自動ペナルティについてはエラーメッセージが届かないため、明確な原因は特定できません。

手動ペナルティについては対応後に「再審査リクエスト」を送信する必要があります。該当する場合、忘れずに修正しましょう。

ホームページをより上位表示させるためのテクニック3選

「検索に引っかかるようになったけど、他のキーワードでも上位表示を狙いたい」という場合、次のテクニックが効果的です。

  • 対策すべきキーワードを見直す
  • 被リンクを獲得する
  • SNSと連携させる

それぞれ詳しく解説します。

対策すべきキーワードを見直す

上位表示され流入が増えても、成約につながらなければ意味がありません。たとえば、下記2つのキーワードを比較してみましょう。

キーワードアクセス数成約数
ホームページ 集客
ホームページ 集客 コンサルティング

「ホームページ 集客」は、集客の手法やコツなどを知りたいユーザーが検索するキーワード。検索ボリュームが多いので、上位表示できれば多くの流入も期待できます。ただし、コンサルティングや支援業務などのサービスにつながるかというと、今すぐは難しいでしょう。

一方の「ホームページ 集客 コンサルティング」は、自社に適したコンサルティング業者を探していると想定されます。検索ボリュームが少ないものの、意欲の高いユーザーを集められるので成約率も高くなる傾向です。

SEO対策ではアクセス数より成約数・率を意識することがポイントです。これを踏まえ、対策キーワードを見直してみましょう。

被リンクを獲得する

2023年以降、被リンクの重要性が高まっています。質の高い被リンクを獲得することで、ホームページのドメイン評価も向上し、上位表示につながるからです。

被リンクのポイントは量より質。以前はやみくもに被リンクを獲得する手法が主流でしたが、いま意識したい要素は次の3点です。

  • 権威性や信頼性のあるサイトか
  • 自社と関連性があるか
  • 流入が見込めるか

業者に被リンク獲得を依頼する場合は、これらを踏まえ代行してくれるか必ず確認しましょう。

SNSと連携させる

SNSとSEOに直接的な関係はありません。しかし、SNSでの言及や引用(サイテーション)が増えることで自社の認知や指名検索(社名やサービス名での検索)の向上が期待できます。また、拡散されることで被リンクを獲得できる可能性も。

自社サイトとSNSを連携させる方法はこちらの記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

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まとめ

ホームページをWeb集客として活用するには、サイトを制作するだけでは不十分です。ホームページが検索に引っかかるように工夫し、ユーザーに見付けてもらう必要があります。まずは検索で上位表示を狙いましょう。

自社での対策が難しい場合、SEOコンサルティングや被リンク代行などの有料サービスを活用するのもおすすめです。

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「新潟SEO情報局」の局長。SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOコンサルタント兼ディレクターとして活動中。

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