【Nobilista】使い方や評判は?現役SEOディレクターが正直にレビュー

監修者

つるけん(鶴巻健太) つるけん(鶴巻健太) 新潟SEO情報局長

SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOディレクターとして活動中。

Nobilista(ノビリスタ)はクラウド型の検索順位チェックツール。PCにソフトをインストールせずとも、サイトにアクセスすれば、簡単に日々の検索順位を確認できます

初期設定をした後は毎日、自動で記録してくれるので手間は一切かかりませんが…。使いやすさを感じる一方で、「GRCより高い」「検索順位が不正確」などのデメリットもあります。

ちなみに、私は普段からNobilistaを愛用中。メリット・デメリットのどちらも把握している自負があります。

この記事では、現役SEOディレクターの私がNobilistaの使い方やレビューを紹介。Xの口コミ・評判もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

\ 7日間0円でお試し /

この記事は「コンテンツ制作ポリシー」に沿って制作しています。

目次

Nobilistaの基本機能と使い方

Nobilistaは検索順位チェックツール以外にも、キーワード調査や競合分析に役立ちます。Nobilistaの機能を5つまとめました。

  • 各キーワードの検索順位を表示
  • 順位の推移をグラフで表示
  • LPレポートで記事ごとのキーワードを分析
  • キーワードの検索ボリューム、想定アクセス数を調査
  • 競合比較レポートで競合サイトを分析

SEO対策において、キーワードや競合の分析は不可欠です。Nobilistaを使って自分のサイトを改善しましょう。

各キーワードの検索順位を表示

「キーワードレポート」を使うと、登録したキーワードについて検索順位の情報を取得できます。

「キーワードレポート」で取得できる情報

  • サイト全体で見た検索順位の分布(棒グラフ)
  • サイト全体の平均順位(折れ線グラフ)
  • 現在の検索順位
  • 前日比
  • 検索ボリューム
  • 想定アクセス

検索順位だけでなく、キーワード自体の検索ボリューム、想定アクセスも分析できます。

順位の推移をグラフで表示

「キーワードレポート」で各キーワードをクリックすると、順位の推移をグラフで確認できます。

キーワードごとに、検索順位の推移が折れ線グラフで表示。記事を公開した直後やリライト後には変動が大きくなる傾向があります。

また、全体的に検索順位が変動している場合、Googleがアップデートを実施している可能性があります。特に複数の記事で順位が下落している場合、注意が必要です。順位の変動をチェックしていれば、変化にいち早く気付けます。

LPレポートで記事ごとのキーワードを分析

LPレポートは、記事ごとのキーワードを分析できる機能です。

1つの記事でも、複数のキーワードで検索順位に表示されることもあります。狙ったキーワードより、類似した別のキーワードの方がより検索流入を得られるケースもよく起こります。

例えば、イベントの感想を書いた記事の流入元をサーチコンソールで調べてみると、チケットの購入方法やマスコットキャラクターの名前で検索していました。見出しやQ&Aをリライトした上でこれらのキーワードを追跡すると、検索上位を取れるキーワードも増加。

複数のキーワードを同時に追跡して、自分のサイトを見てもらうチャンスを増やしましょう。

キーワードの検索ボリューム、想定アクセス数を調査

検索順位のチェックは他のツールでも可能ですが、Nobilistaでは検索ボリュームと検索順位を一覧で表示できるのが特徴です。

同じ検索順位でも、キーワードのボリュームが異なればアクセスも変わります。検索ボリュームが大きく、かつ順位が低いキーワードの記事をリライトして順位を改善すれば、流入の増加が期待できます。

記事やキーワードの優先順位を付けるために便利な機能です。

競合比較レポートで競合サイトを分析

Nobilistaでは競合サイトも登録できます。「競合比較レポート」は自分のサイトと競合サイトについて、検索順位を比較できる機能です。

検索順位は相対的に決まり、競合サイトの順位にも影響を受けます。自サイトのコンテンツが変わっていなくても、競合サイトが良質なコンテンツを作っていれば自サイトの検索順位は下落します。

競合サイトの挙動をチェックしておくと、検索順位の分析に役立ちます。

Nobilistaのプランと料金を比較

Nobilistaにはパーソナルプラン、ビジネスプラン、エンタープライズと3種類のプランがあります。プランごとの料金をまとめました。

プランパーソナルプランビジネスプランエンタープライズ
月額(税込)990円/月1,290~5,990円/月要相談
無料トライアル7日間7日間記載なし
登録キーワード150200~1,000カスタム
登録サイト数310カスタム
計測範囲1位〜100位1位〜100位1位〜100位
対応検索エンジンGoogle、Yahoo!、BingGoogle、Yahoo!、BingGoogle、Yahoo!、Bing
競合サイト順位計測310カスタム
Nobilistaの料金

ビジネスプランの価格は、登録キーワード数によって変動します。エンタープライズでは、問い合わせにより必要な機能を相談してから料金が決定します。

\ 7日間0円でお試し /

Nobilistaの無料トライアルに登録する方法

Nobilistaの無料トライアルに登録する方法を、5ステップに分けて解説します。無料トライアルに登録すると、7日間無料でNobilistaが使えます。

  1. プランを選択する
  2. アカウントを作成する
  3. ウェブサイトを登録する
  4. キーワード・グループを登録する
  5. 競合サイトを登録する

メールアドレスさえあれば、クレジットカードの登録は不要です。無料トライアルが終わっても、自動で有料プランに移行することはありません。

プランを選択する

Nobilistaのトップ画面から、「今すぐ0円で利用開始する」を選択します。

パーソナルプラン、ビジネスプランのどちらかで「7日間0円で試す」を選択します。エンタープライズに無料トライアルはありません。

登録サイト数や登録キーワード数以外の機能は変わりません。上限が多いので、迷ったらビジネスプランがおすすめです。

アカウントを作成する

メールアドレス、パスワードを入力してアカウントを作成します。Googleアカウントからもログインが可能です。

会員登録が完了すると、登録したアドレス宛てに登録通知メールが届きます。

ウェブサイトを登録する

自分のウェブサイトを登録します。パーソナルプランでは3サイト、ビジネスプランでは10サイトまで登録が可能です。

キーワード・グループを登録する

計測したいキーワードを登録します。手打ちのほか、CSVファイルのアップロードも可能です。

競合サイトを登録する

競合サイトを登録します。パーソナルプランでは3サイト、ビジネスプランでは10サイトまで登録が可能です。

全て登録が終わったら「完了」をクリックすると、検索順位の計測が開始します。計測には数分程度かかり、完了するとメールが届きます。

一度キーワードを登録すれば、毎日朝7時に自動で検索順位を計測します。

Nobilistaの口コミ・評判を調査

Nobilistaを実際に使った人の感想をまとめました。良い口コミ・悪い口コミのどちらも掲載しているので、判断材料として活用してください。

良い口コミ・評判

Nobilistaの良い口コミ・評判

  • スマホでも使える
  • 計測が速い
  • コスパがいい
https://twitter.com/heysenseiii/status/1785156340517925234

悪い口コミ・評判

Nobilistaの悪い口コミ・評判

  • キーワード数が少ない
  • 不具合があった
  • データが不正確なことがある

Nobilistaのメリット

Nobilistaを実際に使って感じたメリットを3点解説します。

  • クラウド型でインストールが不要
  • 自動で検索順位をチェックできる
  • 検索ボリューム、検索順位を一覧で見られる

総じてNobilistaには難しい操作がなく、初心者にも使いやすいと感じました。

クラウド型でインストールが不要

Nobilistaはクラウド型のツールなので、インストールが不要です。インターネット環境とアカウントさえあればスマホでも使えます。

検索順位チェックツールには複数のサービスがあります。一部のサービスでは、ソフトのインストールが必要になり、対応しているハードが限られます。

例えばGRCはWindows、Rank TrackerはMacしか使えません。スマホに対応していないため、パソコンでしか見られない場合もあります。

自動で検索順位をチェックできる

多くのSEOツールでは、検索順位をチェックするために手動でソフトの起動が必要です。毎日ソフトを起動するのは手間がかかります。特に企業のサイトでは、担当者が休みの日は検索順位のチェックが難しいでしょう。

Nobilistaは自動で朝7時に検索順位をチェックします。サイトの担当者がNobilistaを起動できない日でも、自動で検索順位のチェックが可能です。

一度キーワードを登録すれば計測をツールにお任せできるのが、Nobilistaの強みです。

検索ボリューム、検索順位を一覧で見られる

Nobilistaでは、検索順位のチェックだけでなくキーワードの検索ボリューム、想定アクセスを一覧で表示できます。同じ表でサイト分析とキーワード分析ができるため見やすく、画面を行き来する必要がありません。

他の検索順位チェックツールでは、キーワード分析機能があっても検索順位とは別な画面に表示されます。

Nobilistaのデメリット

Nobilistaを実際につかって感じたデメリットを3点解説します。

  • 追えるのはGoogleの検索順位のみ
  • GRCよりコストがかかる
  • 順位にズレが生じることもある

それぞれのデメリットを解説します。

追えるのはGoogleの検索順位のみ

検索エンジンにはGoogleだけでなく、Yahoo!やBingもあります。Nobilistaで追えるのはGoogleの検索順位だけで、他の検索エンジンのデータは取得できません。

日本における検索エンジンのシェアはGoogleが約75%を占めていますが、依然として他の検索エンジンも利用されています※。

パソコン
(2021年9月時点)
スマートフォン
(2022年3月時点)
Google75.775.2
Yahoo!14.224.2
Bing9.60.3
その他0.50.3
※参考:令和4年版 情報通信白書|総務省

他の検索エンジンについて分析したい場合、別のツールが必要です。

GRCよりコストがかかる

Nobilistaのコストはリーズナブルですが、GRCと比較するとやや高めです。Nobilista、GRCのうち安いプランの料金をまとめました。

サービスNobilistaGRC
プランパーソナルプランビジネスプランベーシックスタンダード
月額(税込)990円/月1,290~5,990円/月495円/月990円/月
登録キーワード数150200~1,0005005,000

Nobilistaでは、月額990円のプランで登録できるキーワードは150まで。GRCでは同じ価格で5,000まで登録できます。GRCでは検索ボリュームは表示されないため、シンプルに検索順位だけを追跡したい方はGRCがおすすめです。なお、GRCはWindows向けのソフトで、インストールが必要です。

順位にズレが生じることもある

Nobilistaの画面では1位と表示されているのに、検索結果上では10位…。反対のケースもよく見受けられます。これはNobilistaの仕様が影響しています。

Nobilistaの仕様
  • NobilistaはAPIを使って検索順位を取得
  • パーソナル要因を排除するため、検索順位に差が生じる
    (検索履歴、位置情報など)
  • シークレットゲストでも、完全にパーソナル要因を排除した結果にはならない

また、Googleは日々アルゴリズムを変更しているので、タイミングによって順位が大きく変動することも珍しくありません。

Nobilistaはこのような人におすすめ

  • Mac・Chromebookユーザー
  • 小〜中規模サイトの運営者(300KW未満)
  • スマホからも検索順位を確認したい
  • 検索ボリュームや想定アクセス数も確認したい
  • 複数人でメディアを管理している

Nobilistaはクラウド型の検索順位チェックツールなので、OSやブラウザを問わず利用できます。また、登録KWに上限があるため、300KW未満の小〜中規模サイトを運営している方にピッタリです。

反対に、Nobilistaをおすすめしない人

  • Windowsユーザー
  • とにかく検索順位だけチェックできればよい
  • 安い検索順位チェックツールを使いたい
  • 大規模なサイトを運営している(300KW以上)

Windowsユーザーで、なるべく安い検索順位チェックツールを使いたい方はGRCの方がおすすめ。ただ、MacユーザーでもBoot Campやリモートデスクトップをインストールすれば、GRCを利用できます。

機能豊富なNobilista、安くてシンプルなGRC。どちらを使うかは好みにもよりますね。

まとめ

ひと目でキーワードの検索順位や検索ボリュームがわかるため、Nobilistaは手軽にSEO対策を行いたい人におすすめのツールです。

一方でパーソナルプランの登録キーワード数は150とやや少ないため、キーワード数が増えてきたらビジネスプランやGRCをおすすめします。使い勝手を知りたい方は、ぜひ無料トライアルに登録して実際にサイトを分析してみましょう。

\ 7日間0円でお試し /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事の監修者

「新潟SEO情報局」の局長。SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOコンサルタント兼ディレクターとして活動中。

目次