キーワードプランナーの代わりになるおすすめツール11選

監修者

つるけん(鶴巻健太) つるけん(鶴巻健太) 新潟SEO情報局長

SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOディレクターとして活動中。

キーワードプランナーが無料だと使いにくいと感じたことはありませんか?

そんな悩みを抱える方のために、この記事ではGoogleキーワードプランナーの代わりに使える無料・有料のキーワードツールを11種類ご紹介します。

この記事を最後まで読むことで、最適なキーワードツールを見つけ、効果的なWebマーケティング戦略を立てられるでしょう。

この記事は「コンテンツ制作ポリシー」に沿って制作しています。

目次

Googleキーワードプランナーの無料版・有料版の違い

GoogleキーワードプランナーはSEOに欠かせないツールの1つです。しかし、無料版と有料版(Googleに広告を出稿すると利用できる)では、提供されるデータの精度や詳細度に大きな違いがあります。

ここでは、その違いを以下の3つのポイントに注目し、詳しく見ていきます。

  • 検索ボリュームデータの詳細度の違い
  • 競合分析の精度の違い
  • 広告出稿の予測レベルの精度の違い

これらのポイントを押さえて、有料版と無料版のどちらが自社にぴったりかを見極める参考にしてくださいね。

検索ボリュームデータの詳細度の違い

無料版では、任意のキーワードの検索回数が1,000〜10,000のように広範な範囲で表示されるため、具体的な数値を把握するのが難しいです。一方、有料版では、月間検索回数が1,200回や8,500回のように詳細なデータが提供されます。

この具体的なデータは、SEO戦略を立てるために重要です。詳細な検索ボリュームデータを得ることで、ターゲットキーワードの選定やコンテンツの企画がより正確に行えます。

無料版の大まかなデータでは見逃してしまうようなトレンドやニッチなキーワードも、有料版なら確実に捉えられます。

競合分析の精度の違い

無料版では、競合度が「低」「中」「高」といった大まかな分類で表示されます。このため、具体的な競合の強さや詳細な情報は得られません。一方、有料版では、競合度を数値で取得できるため、他社の広告戦略をより正確に把握できます。

詳細なデータは、競争の激しいキーワードでの戦略を緻密に立てるために必須です。具体的な競合データをもとに、どのキーワードで広告を出すべきか、どの市場に注力すべきかを判断できます。

無料版の大まかな情報では確認できない競合の動きを、有料版なら捉えられます。これにより、効果的な広告キャンペーンを実現し、競合他社に対する優位性を築けます。

広告出稿の予測レベルの精度の違い

無料版では、広告出稿に関する予測データが限られており、クリック数やコストの詳細な予測が難しいです。このため、広告キャンペーンの効果を事前に正確に評価できません。

一方、有料版ではクリック数、インプレッション、コストなどの詳細な予測データが提供されます。これにより、広告予算の最適化や効果的なキャンペーン計画が可能です。

具体的な予測データをもとに、どのキーワードにどのくらいの予算を割くべきかを明確に判断でき、無駄な広告費を削減できます。

無料版では見逃しがちな微細な市場動向や消費者の動きを、有料版なら把握できるため、より効果的な広告戦略が実現します。

Googleキーワードプランナーの代わりに使える無料キーワードツール8選

Googleキーワードプランナーから満足いく結果を得られない場合、代わりに使える無料のキーワードツールがあります。これらのツールは、キーワードを分析するうえで有用です。

ここでは、無料で使えるツールを8つ紹介します。

これらは無料で利用できるため、初期コストを抑えたい中小企業や個人事業主にも最適です。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、日本語のキーワードリサーチに特化した無料ツールです。使い方は初心者にもわかりやすく、検索ボックスにキーワードを入力するだけで関連するサジェストキーワードを一覧で表示します。

これにより、ユーザーが検索する可能性の高いフレーズやトピックを見つけられます。また、競合の少ないニッチなキーワードを発見するのにも役立ちます。

さらに、複数の検索エンジンやプラットフォーム(Google、Yahoo!、Bing、Amazonなど)からデータを収集するため、幅広い視点による分析が可能です。キーワードの多様性を確保し、SEO対策やコンテンツ制作において有用といえるでしょう。

無料でありながら高機能なため、多くのWebマーケターやブロガーに愛用されています。なお、有料版のラッコキーワードの使用感をこちらの記事でまとめています。

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キーワード候補調査ツール

キーワード候補調査ツールは、ユーザーが入力したキーワードに基づき、関連するキーワード候補を自動的に生成します。これにより、ターゲットとする市場やトピックに関する多様なキーワードを簡単に見つけられます。

特に、競争が激しいキーワードだけでなく、競合が少ないニッチなキーワードも発見しやすいため、戦略的に重要な情報の獲得が可能です。

キーワード候補調査ツールは、検索エンジンのアルゴリズムを考慮し、最新のトレンドやユーザーの検索意図を反映したデータを提供します。キーワード候補調査ツールを活用することで、効果的なコンテンツ作成や広告戦略が立ち、より多くの流入を獲得する手助けとなります。

Keyword Tool

Keyword Toolは、GoogleやYahoo!、YouTube、AppStoreなど、複数のプラットフォームからキーワードデータを収集するツールです。使い方はとてもシンプルで、検索窓に調べたいキーワードを入力するだけで関連キーワードが表示されます。無料版では、アカウント登録なしで最大750件のキーワードの獲得が可能ですが、1度に調べられるキーワードの数には制限があります。

有料版にアップグレードすると、さらに多くの関連キーワードやロングテールキーワードが得られます。また、クリック単価や平均検索ボリューム、競合性などの詳細なデータも確認できるため、SEOやリスティング広告の運用に役立ちます。

Keyword Toolは、Googleのサジェスト機能を活用して関連キーワードを抽出するだけでなく、YouTubeやBing、各種SNSからもサジェストキーワードをリストアップする機能も搭載しています。検索ボリュームやトレンドの傾向の把握にも役立ち、効果的なキーワード戦略を立てるのに便利です。

Ubersuggest

Ubersuggestは、アメリカ発のSEOツールで、多くのユーザーに利用されています。無料版ではキーワード調査に制限がありますが、月別の検索ボリュームやSEO難易度をグラフで表示するため、ひと目でチェックできます。また、関連キーワードや被リンクの追跡、競合リンクの分析も行え、SEO対策に必要な機能が揃っています。

とくに、月ごとの検索ボリューム推移や各キーワードの上位表示難易度が分かるので、キーワード選定に便利。さらに、Googleの検索ボリュームやクリック単価、トレンドのサジェストキーワードも表示されるので、SEO戦略の立案に役立ちます。

なお、Chromeの拡張機能を利用すると、これらのデータが検索結果に表示されるので、ツールにアクセスする手間を省けます。

有料版の場合は、月額2,999円という低コストで高度な機能を利用でき、7日間のお試し期間や年払いプランの特典もあります。さらに、特別オファーを活用すればUbersuggest買い切り版が9,999円になりますよ。

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Keyword Explorer

Keyword Explorerは、米国のMoz社が提供する無料のSEOツールです。このツールを使えば、キーワードの検索ボリュームやSEO難易度、クリック率などを詳しく分析できます。また、関連キーワードやその月間検索数も表示されるため、次に対策すべきキーワードを見つけるのに役立ちます。

このツールの主な機能として、以下の6つが挙げられます。

  • SEO難易度
  • オーガニックCTR(クリック率)
  • 優先的に対策するべきキーワード
  • 関連キーワード
  • キーワードの上位記事の分析結果

キーワードを直近で取り上げているサイト

会員登録すれば、調べたキーワードをリスト化できるのも魅力的です。ただし、無料版では、月に10個までのキーワードしか調べられないので注意が必要です。

また、日本語のキーワードも「エリア(Japan-ja-JP)」を選択することで抽出可能です。Mozの独自指標である「Opportunity(機会)」を利用することで、キーワード検索数や関連ワード、競合サイトをまとめて調査できます。

Keyword Explorerを使えば、SEO対策の難易度を把握しつつ、効果的なキーワードを選定できるでしょう。

ruri-co

ruri-coは、SEOに役立つデータを簡単に取得できるツールです。関連キーワードの表示や検索ボリューム、キーワードの類似率など、多くの情報を提供します。

特に、キーワードの類似率表示機能が強みで、キーワードのグルーピングにも効果的です。

また、会員登録やログインが不要で、Webサイトにアクセスするだけで使える点もおすすめです。キーワード分析が簡単で、競合サイトのタイトルタグでの使用率も得られます。さらに、回数制限がなく、完全無料で使えるので、何度でもキーワードを分析できます。

さらに、関連キーワード、検索ボリューム、類似率、競合サイトのタイトルタグでの使用率といった情報を一目で把握可能。このため、効果的なSEO戦略を立てるのに役立ちます。マーケティング初心者でも直感的に操作しやすく、初めてのSEO対策にも最適です。

再検索キーワード調査ツール

再検索キーワード調査ツールは、ユーザーが検索後に再度調べる関連キーワードを分析する無料ツールです。特定のキーワードに対してユーザーが次に何を検索するのかを追跡し、関連性の高いキーワードを発見できます。

これにより、ユーザーの検索意図を深く理解し、よりターゲットを絞ったコンテンツを作成するのに役立ちます。また、再検索キーワードを活用することで、ユーザーの検索行動を予測し、SEO対策や広告キャンペーンの効果も得られるでしょう。

さらに、このツールは競合分析にも有効で、競合サイトがターゲットとしているキーワードや市場の動向を把握する目安にもなります。市場動向を把握し、競合他社に優位に立てる戦略を立てましょう

Googleトレンド

Googleトレンドは、現在の検索トレンドやキーワードの人気度をリアルタイムで追跡できるツールです。特定のキーワードに対する検索ボリュームの推移をグラフで表示し、検索トレンドを視覚的に把握するのに役立ちます。

また、地域別や期間別にデータを絞り込めるため、ターゲット市場に合わせたキーワード戦略を立てるのに有効です。特に、季節ごとのトレンドや特定のイベントに関連するキーワードを見つける際に重宝します。

さらに、関連するキーワードや上昇中の検索クエリも表示されるため、新たなコンテンツアイデアやマーケティングのヒントを得られるでしょう。Googleトレンドのデータは、競合分析にも利用でき、競合他社がどのキーワードで注目を集めているかを把握するのにも役立ちます。

Googleトレンドを活用することで、最新のトレンドに基づいた効果的なマーケティング戦略を実現し、検索エンジンでの上位表示を目指せます。

Googleキーワードプランナーの代わりに使える有料キーワードツール3選

Googleキーワードプランナーに満足できない場合、そのほかの有料キーワードツールも代替手段となります。有料ツールは、詳細な検索ボリュームデータ、競合分析、広告予測など、より高度な機能を提供します。

ここでは、以下の有料ツールについて紹介します。

  • Ahrefs
  • Semrush
  • Kewword Finder

有料版ならではの精密なデータを活用することで、SEO戦略や広告キャンペーンをより効果的に最適化できます。

Ahrefs

Ahrefsは、SEOやWebマーケティングに役立つ有料のキーワードリサーチツールでありながら、無料で使える14種類のツールも提供しています。世界中で60万人以上が利用しており、特にキーワード調査、コンテンツ分析、リンクビルディング、SERP(検索結果ページ)分析などに優れています。

無料ツールにはキーワードジェネレーター、被リンクチェッカー、Webサイト流入チェッカーなどが含まれ、SEOを始めたばかりの人にも役立ちます。ただし、無料プランの場合、キーワード候補が100件という制限があるため、有料プランを検討するのが良いでしょう。

たとえば、サイトエクスプローラーを使えば、対象サイトのSEO状況を詳細に調査でき、コンテンツエクスプローラーでは人気の高い記事やコンテンツを簡単に見つけられます。

キーワードエクスプローラーでは、キーワードの検索ボリュームや難易度を確認し、効果的にキーワード戦略を立てられるでしょう。また、Ahrefs APIを利用すれば、被リンク情報を詳細に取得できます。

有料プランの料金プランは4つあり、最も安いライトプランは月額$99です。このプランでも基本的な機能を十分に利用でき、キーワードリサーチやバックリンク分析、コンテンツ調査などが行えます。

Ahrefsは、Googleに次ぐ世界第2位のWebクローラーを持ち、豊富なデータベースを活用して、SEO戦略を効果的にサポートします。

Semrush

Semrushは、SEO、PPC、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディア、競合分析のための総合的なデジタルマーケティングツールです。

特にキーワードリサーチ機能が優れており、検索ボリュームやキーワードの難易度、CPC、競合度などの詳細データを提供します。これにより、効果的なキーワード戦略を立てられます。

サイト監査機能を利用すると、自社サイトのSEO状態をチェックし、改善点を具体的に把握できます。また、競合分析ツールも充実しており、競合他社の広告戦略やオーガニック検索パフォーマンスを詳細に調査することも可能。この機能を活かして、競合の動向を常に把握し、迅速な対応を心がけましょう

さらに、Semrushはコンテンツマーケティングツールも提供しており、効果的なコンテンツを作成するためのアイデアやトピックを見つけるのに役立ちます。トピックリサーチ機能を使えば、ユーザーが関心を持つトピックや人気のキーワードを簡単に見つけられます。質の高いコンテンツを効率的に作成でき、自然流入数も増えるでしょう。

Semrushはソーシャルメディア管理ツールも備えており、複数のソーシャルメディアアカウントを一元管理できます。投稿のスケジュール管理やパフォーマンス分析を行うことで、効果的なソーシャルメディア戦略を実現します。

Kewword Finder

Keyword Finderは、SEOやWebマーケティングに役立つキーワードリサーチツールです。月額5万円から利用でき、スタンダードプランでは3つのサイトと2,000件のキーワードを管理できます。

Keyword Finderは、登録したキーワードに基づいて月間検索数、SEO難易度、関連キーワードなどを自動で取得します。データはグラフで表示されるため、視覚的にわかりやすく、ユーザーが求めるキーワードを簡単に把握できます。

これにより、SEO対策やリスティング広告の運用にも役立ちます。視覚的にわかりやすいデータ表示と多機能な分析ツールを活用して、キーワードを選定しましょう。

また、GoogleやYahoo! JAPANの検索順位も毎日更新されるため、他社サイトの動向や競合分析が可能です。Keyword Finderを使えば、SEOに必要な情報を包括的に得られます。

無料デモ体験も提供しているため、初心者でも手軽に試せます。

まとめ

Googleキーワードプランナーの代わりとなるツールは、それぞれが異なる特徴とメリットを持っています。特に有料版ツールは、高度な機能と詳細なデータを提供します。

各ツールの特徴と強みを理解し、目的に応じて最適なツールを選ぶことが重要です。これにより、最大限にコストパフォーマンスを発揮し、SEO戦略強化と、検索エンジンの上位表示を目指しましょう。

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この記事の監修者

「新潟SEO情報局」の局長。SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOディレクターとして活動中。

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