SEOにはキーワードの順番が影響する?複合キーワードの選び方を解説!

この記事の監修者

「新潟SEO情報局」の局長。SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOコンサルタント兼ディレクターとして活動中。

記事を作成していて、キーワードの順番に悩んだことのある方もいるでしょう。

SEO対策において、キーワード選定は重要な要素です。せっかく質の高い記事を書いても、キーワード選定を間違えるとユーザーに読んでもらえません。

SEOはキーワードの順番に影響を受けるので、記事を書く時はキーワードの組み合わせだけでなく順番にも注意が必要です!

特定のキーワードで上位表示を狙うなら、キーワードの順番も意識してSEO対策を行いましょう。

この記事ではキーワードの順番によるSEO対策の影響と、複合キーワードの適切な順番を選ぶ方法について解説します。SEO対策に悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください!

この記事は「コンテンツ制作ポリシー」に沿って制作しています。

目次

キーワードの順番によるSEOへの影響は?3つの観点から検証

キーワードの順番によるSEOへの影響を、下記3つの観点から検証してみました。

  • 検索結果
  • 検索ボリューム
  • ユーザーの検索意図

今回は例として「病院 東京」「東京 病院」のキーワードを分析、比較してみました!

検索結果

「病院 東京」「東京 病院」で検索結果を比較したところ、一部の検索結果に違いがありました。

「病院 東京」では東京都にある病院をまとめたサイトが上位に表示されています。

「病院 東京」の検索結果

「東京 病院」では東京病院や東京◯◯病院のホームページが1〜10位を占めています。

同じ組み合わせのキーワードでも、順番で結果が変わる事がわかります!

検索ボリューム

「病院 東京」「東京 病院」の月間検索ボリュームを、それぞれUbersuggestを使って比較しました。

「病院 東京」の月間検索ボリュームが720に対して、「東京 病院」は9,900でした。

順番を入れ替えるだけで、検索ボリュームは10倍以上も変わります…!

検索ボリュームが高いとその分、上位表示の難易度も上がるので、キーワード選定の際は注意が必要です。

ユーザーの検索意図

同じ組み合わせでも、キーワードの順番によってユーザーの検索意図は少しずつ異なります。

「病院 東京」は東京にある病院を調べるために検索していると推測できます。「東京 病院」では東京にある病院のほか、「東京病院」を調べたいユーザーもいます。

検索意図をより詳しく分析したい場合、再検索キーワードを比較しましょう!

「病院 東京」と「東京 病院」の再検索ワードを比較すると、重複はあるものの一部の検索ワードが異なっています。

SEO対策で適切なキーワードの順番を選ぶ3つの方法

SEO対策を行うためには、最適なキーワード選定が必要不可欠です。キーワードを選定する手順を3つ紹介します。

  • 検索ボリュームをチェックする
  • 検索結果の違いを比較する
  • 検索意図とサイトの内容が近い順番を選ぶ

それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

検索ボリュームをチェックする

キーワードの順番に迷ったら、まずは月間検索ボリュームを比較してみましょう。検索ボリュームが大きい順番で記事を上位表示できれば、多くのユーザーに読んでもらえます。

必ずしも検索ボリュームが大きい順番が適切とは限りません!
検索ボリュームが大きいほど競合サイトも増えるため、上位表示する難易度も上がります。

特に月間検索ボリュームが1,000以上のキーワードは、企業の競合サイトも増えるため上位表示が難しくなる傾向があります。せっかく検索ボリュームの大きい順番にしても、上位表示できなければユーザーには届きません。

検索結果やユーザーの検索意図も考慮した上で、キーワードの順番を判断しましょう。

特に個人でメディアを運営する場合、キーワード選定を初め競合に勝つには工夫が必要です。個人が企業のオウンドメディアに勝つためのポイントをこちらの記事でまとめています。

検索結果の違いを比較する

キーワードの順番に悩んだら、実際に検索して結果を比較しましょう。競合サイトを見て、これから記事を書くとしたら既存の記事より上位表示できるか検討します。

検索結果が内容に乏しい記事ばかり出てくる場合、これから上位表示を狙える可能性は十分あります!

前提として、適切なキーワードを選んでも質の高い記事を書けなければ上位表示はできません。競合よりも有益な情報が載っていて、ユーザーの役に立つ記事を書きましょう。

競合サイトは記事だけでなく、ドメインパワーもチェックしましょう。ドメインパワーの強いサイトばかりが上位表示されている場合は、キーワードの順番を変えることも検討します。

検索意図とサイトの内容が近い順番を選ぶ

検索結果や再検索キーワードを調べると、キーワードの検索意図が推測できます。キーワードの順番に迷ったら、サイトのコンセプトと近い検索意図のキーワードを選びましょう。

サイトのコンセプトと検索意図が大きく異なる場合、記事を読んでもらえたとしても集客には結びつきません。ただ上位表示できそうなキーワードをむやみに書くのではなく、目的に沿ったキーワードを選びましょう。

記事を作る際は、特定のターゲットを想定すると読んでもらいやすくなります。ターゲットが検索しそうな順番を考えると、最適なキーワードを選べます。

サイトで集客をする場合、お客さんとして想定するユーザーがどんなキーワードで検索するか考えてキーワード選定を行いましょう。

キーワードの順番を選ぶためにおすすめのキーワードツール

キーワードの順番を選ぶためには、検索ボリュームやサジェストキーワード、再検索キーワードが手がかりになります。

キーワードを調査するためにおすすめのキーワードツールを5つ紹介します。ツールによって調べられるキーワードや精度が異なります。

  • キーワードプランナー
  • ラッコキーワード
  • Ubersuggest
  • 検索ボリューム調査ツール
  • 再検索キーワード調査ツール

どのツールも一部、または全部の機能が無料で使えます。気になるものから実際に使ってみましょう。

それぞれのツールについて、機能や実際に使ってみた感想を紹介します。

キーワードプランナー

https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

キーワードプランナーとは、キーワードの検索ボリュームや競合サイトの強さ、広告を出稿する場合の価格を分析できるツールです。Google広告を出稿するユーザー向けのサービスですが、一部の機能は広告を出稿しない方でも無料で使用できます。

検索ボリュームは1万〜10万、100〜1000のように大まかな範囲のみ分析できます。

検索ボリュームと競合サイトの強さを一度に比較できますが、厳密な検索ボリュームを調べるには他のツールが必要です。

一度に大量のキーワードを分析したい場合には、キーワードプランナーがおすすめです!

ラッコキーワード

https://rakkokeyword.com/

ラッコキーワードはキーワード調査ツールの1つです。サジェストキーワードの取得など一部のプランは無料で利用できます。

有料プランを使うと、検索ボリュームや競合サイトの分析も可能です。

ラッコキーワードは、キーワード選定に必要不可欠なツール。記事を書く時、まずはサジェストキーワードで目標となるキーワードを探すのに役立ちます。

エントリープランなら月額660円で利用できるので、有料版も気軽に試せます。有料版のレビューはこちらで紹介していますので、参考にしてください。

Ubersuggest

https://chromewebstore.google.com/detail/ubersuggest-seo-and-keywo/nmpgaoofmjlimabncmnmnopjabbflegf?hl=en

UbersuggestはGoogleの拡張機能で、検索ボリュームを取得できるツールです。Googleの検索エンジン上で使えるので使い勝手が良く、キーワードプランナーより細かい結果がわかります。

無料プランでも使用できますが、1日の検索回数に上限があります。有料プランを使うと、検索ボリュームや競合分析も可能です。

Ubersuggestでは月額プランのほか、買い切りプランもあります!

買い切りプランをお得に購入できる方法をこちらの記事で紹介しています。

検索ボリューム調査ツール

https://www.tsuyoshikashiwazaki.jp/tools/search-volume/

検索ボリューム調査ツールは、特定のキーワードについて月間検索ボリュームを取得できるツールです。

会員登録が必要なく、無料で何回でも利用できます。

月ごとに検索ボリュームの推移もグラフで確認できるので、時期による需要の変化も分析できます!クリスマスやハロウィンなど、季節による変動が大きいキーワードは月ごとの推移も参考にするといいでしょう。

月別の検索ボリューム推移

再検索キーワード調査ツール

https://www.tsuyoshikashiwazaki.jp/kw/

再検索キーワード調査ツールは、特定のキーワードについて再検索キーワードを取得できるツールです。

検索ボリューム調査と同様、会員登録不要で無料のツールです。

検索結果の画面より詳細な再検索キーワードを取得できるので、検索ニーズの分析に活用できます!

再検索キーワードの結果

まとめ

キーワードの順番によって検索結果は変わるため、SEO対策をする時は順番にも注意しなければいけません。

キーワード調査には無料で使えるツールが複数あります。検索ボリュームや再検索キーワード、検索結果を比較してキーワードの最適な順番を検討しましょう!

記事を公開したら、それぞれの順番で検索順位を調べておきましょう。SEO対策には、公開後のリライトも重要です。

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「新潟SEO情報局」の局長。SEO歴は10年以上で、オウンドメディア運用やコンテンツSEOが得意。普段はフリーランスのSEOコンサルタント兼ディレクターとして活動中。

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