「お宝キーワード」とは、PVや成約数を大きく伸ばせるキーワードのこと。お宝キーワードをうまく見つけられれば、多くのユーザーを集客できるため自社サイトの運営に役立ちます。
しかし、お宝キーワードを見つけるのは簡単ではありません。成約に近いキーワードは競合も強いことが多く、そのキーワードで稼げるかは実際にコンテンツを作成するまでわからないからです。

この記事ではお宝キーワードの探し方や上位表示を狙うコツについて解説します!
自社サイトの集客に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
お宝キーワードの探し方3ステップ
お宝キーワードの探し方は、次の3ステップ。
- 関連キーワードを抽出する
- キーワード候補を選定する
- お宝キーワードについてコンテンツを作成する
それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
1.関連キーワードを抽出する
まずは自社サイトの商品・サービスに関するジャンルのキーワードを抽出します。
関連キーワードを抽出できるツール
使いやすいのはラッコキーワード。使い方はキーワードを入力するだけなので簡単です。


有料プランを使えば、各キーワードの検索ボリューム・SEO難易度までわかります。
選定は次のステップで行うので、この時点で絞り込む必要はありません。まずは検索ボリュームや競合に関係なく、候補となるキーワードを取得しましょう。
2.キーワード候補を選定する
抽出した関連キーワードから、コンテンツを作成するキーワード候補を選定します。関連キーワードの中には上位表示が狙いにくいもの、検索ボリュームが少なく集客が見込めないのも含まれています。
片っ端から関連キーワードのコンテンツを作成するのではなく、費用対効果の見込めるキーワードに絞ってコンテンツを作成しましょう。



選定する基準は、後ほど「お宝キーワードの選定基準」にて解説します!
3.お宝キーワードについてコンテンツを作成する
キーワードを選定したら、そのキーワードについてコンテンツを作成します。SEO対策を意識しながら、ユーザーの悩みを解決する内容を考えましょう。
<狙ったキーワードで上位表示するコツ>
- 検索ニーズを満たす、質の高いコンテンツを作成する
- タイトル、ディスクリプションにキーワードを入れる
- 関連するキーワードのコンテンツを増やし、サイトの網羅性を高める
検索エンジンが順位を決定するアルゴリズムは複雑で、無数の要因により検索順位が決定します。よって絶対にコンテンツを上位表示できる方法はありません。
公開後も検索順位をチェックして、必要であれば適宜リライトを行いましょう。
お宝キーワードの選定基準3つ
お宝キーワードを見つけるための基準を3つ紹介します。
- 検索ボリュームが大きい
- 自社サイトの商品、サービスに合っている
- 競合サイトが弱い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
検索ボリュームが大きい
検索ボリュームが小さいキーワードで上位表示しても、PVや成約数が大きく伸びることはありません。お宝キーワードを探す際は、検索ボリュームが大きいキーワードを狙いましょう。



具体的には、月間検索ボリュームが1,000以上の検索キーワードを狙うのがおすすめです!
反対に月間検索ボリュームが1万~のビッグキーワードは、競合も強くユーザーのニーズも多様なので避けた方がよいでしょう。
自社サイトの商品、サービスに合っている
お宝キーワードは自社サイトの商品やサービス、ジャンルによって異なります。たとえ特定のキーワードで上位表示できたとしても、成約につながらなければ収益にはなりません。
例えば不動産に関するサイトなら、家や土地探し、住まいに関するキーワードの中にお宝キーワードがあるはず。不動産とは無関係のない、化粧品や文房具に関するキーワードで上位表示しても成約にはつながりにくいでしょう。
お宝キーワードを選定する時は、自社サイトのターゲットが検索しそうなキーワードか検討しましょう。
競合サイトが弱い
お宝キーワードを選定するには、競合サイトの強さも重要です。検索ボリュームが大きく自社サイトのジャンルに合ったキーワードでも、上位表示できなければPV、収益は伸びません。キーワードを選定する時は競合サイトを確認しましょう。
ドメインレベルの高い企業サイトが集中している場合、そのキーワードで上位表示するのは難しい可能性があります。逆に個人サイトが多いキーワードは狙い目です。キーワードの難易度は実際に検索するほか、ツールでも確認できます。
お宝キーワードで上位表示を狙うコツ3選
お宝キーワードで上位表示を狙うには、ただコンテンツを作成するだけでなく工夫が必要です。上位表示のポイントを3点まとめました。
- 見出し、ディスクリプションにキーワードを盛り込む
- ユーザーの検索ニーズを満たす
- コンテンツ公開後、必要に応じてリライトを行う
見出し、ディスクリプションにキーワードを盛り込む
キーワードは本文だけでなく、見出し(hタグ)やディスクリプションに盛り込みましょう。SEO対策に効果が期待できるだけでなく、ユーザーにとっても概要がわかりやすくなります。
見出しはその段落の要点を、ディスクリプションは記事全体の内容を端的にまとめたものです。
ユーザーの多くは本文を隅々までじっくり読むのではなく、ざっくりとかいつまむように見ています。自分の読みたいトピックがないと判断すれば、ページの途中で離脱してしまうでしょう。
目立つ部分にキーワードを入れておくと、ユーザーが自分の悩みに向けた記事であることを認識できるため離脱を防げます。見出し、ディスクリプションを読むだけでコンテンツの内容が把握できるように工夫しましょう。
ユーザーの検索ニーズを満たす
SEO対策の基本は、ユーザーの検索ニーズを満たす質の高いコンテンツを作成することです。闇雲にキーワードを盛り込むのではなく、キーワードの背景にユーザーがどんなニーズを持っているか考えながらコンテンツを作成しましょう。
検索エンジンを使うユーザーは、悩みや疑問を持ってキーワードを入力します。例えば「英語 勉強法」で検索するユーザーは、英語を効率よく勉強する方法を知りたいと思って検索します。その背景には英語が話せるようになりたい、英語の成績を上げたいなどのニーズがあります。
コンテンツを通して英語が理解できるようになるまでの道筋がわかれば、ユーザーの検索ニーズは満たされるでしょう。
コンテンツ公開後、必要に応じてリライトを行う
コンテンツは公開してからが重要です。適切なお宝キーワードを選定していても、上位表示していなければPV、収益にはつながりません。コンテンツ公開後に検索順位やPVをチェックして、必要であれば適宜リライトを行いましょう。
<リライトの目的>
- ユーザーの検索ニーズを満たすために必要な要素を追加する
- ボタンやキャッチコピーにより、コンバージョン率を高める
- 最新の情報を反映させる
検索順位チェックツールを使うと、1つ1つキーワードを入力しなくても毎日の検索順位を取得できます!コンテンツは必ず、公開後に評価・改善もセットで行いましょう。
お宝キーワードを探す際の3つの注意点
お宝キーワードを探す際、注意すべき点を3つ解説します。
ここは段落ブロックです。文章をここに入力してください。
- PVや成約数は書いてみないとわからない
- 全体のサイト設計も考慮する
- 公開後も検索順位をチェックする
それぞれ解説します。
PV、成約数は書いてみないとわからない
お宝キーワードによる効果は自社サイトのジャンルやドメインレベル、コンテンツの質によるため、実際の収益やPVはコンテンツを公開するまでわかりません。
検索ボリュームや難易度からある程度見当はつけられますが、絶対に稼げる保証はありません。100%稼げるキーワードを追い求めるのではなく、仮説を立てて実際に書いてみることが大切です。
全体のサイト設計も考慮する
SEO対策ではキーワード単体だけでなく、全体のサイト設計も重要です。お宝キーワードだけでなく、キーワードに関連する記事も作成してサイトの網羅性を高めましょう。
網羅性はサイトの評価を高めるだけでなく、ユーザーからの信頼を得るために必要な要素です。ユーザーによっては悩みを解決するために複数の記事を参照します。自社サイトでユーザーの知りたい情報をカバーできれば、ユーザーからの信頼度も上がります。
自社サイトから集客するためには、まずユーザーから信頼してもらうこと。お宝キーワードだけでなく、ユーザーの悩みを幅広くカバーして信頼されるサイト設計を心がけましょう。関連性の高い記事同士は、内部リンクでつなぐとユーザーの回遊率が上がります。
公開後も検索順位をチェックする
SEO対策は、コンテンツ公開後の施策も重要です。競合が弱いと思ってキーワードを選んでも、必ず上位表示されるとは限りません。
公開後は検索順位をチェックして、コンテンツが目標の順位に表示されているか必ず確認しましょう。



検索順位チェックツールは、Nobilistaが便利です!
Nobilistaの使い方や機能、料金については、こちらの記事を参考にしてください。


まとめ
お宝キーワードの選定には検索ボリュームや自社サイトのジャンル、競合サイトから総合的に検討する必要があります。



お宝キーワードを見つけるのは決して簡単ではありませんが、成功した時には大きな効果を期待できます!
100%稼げるキーワードはありません。まずはこの記事を参考にして実際にお宝キーワードを探し、コンテンツを作成してみましょう!